15日のシリア関連情勢について、al jazeerah et ,al qods al arabi net 及びal arai net から取りまとめたところつぎのとおりです。
そのうち、死亡者数が8000名を超えたとの報道については、勿論確認はできませんが、国連の人権高等弁務官が死者数5000名としてから、かなり時間がたっており、しかも連日50名以上の死亡が報じられていることからも死亡者の数は相当増加しているものと思われます。
もう一つ注目されるのは、アラブ外交筋が反政府軍への武器供与の方向に動くだろうと語ったとの点で、この点については、先日のアラブ外相会議の決議のなかの「総ての精神的・物質的支援」とあるうちの総ての物質的支援と言う表現は、武器も含む可能性があるとコメントしたところです。
勿論アラブ諸国が、現実に危険な賭けの方に進むか否かは、今のところ不明です。

・15日アサド軍による銃撃等で死亡した者の数はシリア全土で52名に上った。
その大部分はイドリブ及びダマス郊外で、イドリブでは10名、ホムス、ハマ、ダラア、ダマス郊外でそれぞれ3名であった。
アサド軍はホムスに対する砲撃を継続するとともに、ハマに対しても大規模な攻撃を始めた。
http://www.aljazeera.net/NR/exeres/F12B2E46-5DD1-44E8-8746-37DC855151AB.htm?GoogleStatID=1
・(先に、政府軍がガス弾を使用しているとの報道がありましたが)15日ロシア外務省は、シリア軍がロシア人専門家の指導の下にガスを使用しているとの報道を否定した。
外務省報道官は、ホムスでシリア軍が神経ガスをロシアの指導の下で使っているとの報道は、ロシアを貶めるための単なる宣伝戦であると強調した。
http://www.aljazeera.net/NR/exeres/F12B2E46-5DD1-44E8-8746-37DC855151AB.htm?GoogleStatID=1
http://www.alquds.co.uk/index.asp?fname=latest\data\2012-02-15-15-54-16.htm
・ロンドンを本拠地とするシリア人権擁護ネットは、シリア各地の情報を総合すると、シリアの死者は8000名を超えたと発表した。
それによると14日現在、死者は8343名で、うち590名が児童、442名が婦人の由。また拷問で死亡した数が336名、政府軍よりの離反兵士の死亡が644名であった由。
この数字はシリア国内の239の人権組織からの報告に基づくもので、それぞれの死者についてH、名前や死亡場所等の資料もそろっている由。
地域的にはイドリブで1030名、ダラアで1033名、ハマデ1128名、ホムスのババアムル地区だけで525名、同じくal kha-lidiyah 地区で357名の由。
http://www.aljazeera.net/NR/exeres/428A567A-B692-44C9-8679-292EB7473A06.htm?GoogleStatID=1
・アサド大統領が26日に新憲法草案に対する国民投票を実施すると発表したことについて、米大統領報道官は失笑を禁じえないとして、これはシリア革命に対する嘲笑であると表明した。
他方ロシア外相は、これは希望の持てる発表で前への一歩前進であると評価した。
http://www.aljazeera.net/NR/exeres/2C8311E1-5C14-40CB-9EEE-AE9909CF3CBF.htm?GoogleStatID=1
・アラブ連盟のアラブ外交筋は15ひ、反政府軍(自由シリア軍のことか)に対する武器援助は、アラブ諸国にとって公式の一つの選択肢になったとして、今後シリア政府が殺戮を続けて行く場合には、アラブ諸国はシリアの民間人の自衛のための武器供与に向かっていくだろうと述べた。
外交筋はこの点に関し、先日の外相会議がシリア国民に対して総ての支援を行うと決定したことを指摘した。
http://www.alarabiya.net/articles/2012/02/15/194750.html