18日のシリア情勢についてal jazeera net 、al arabiya net及びal qods al arabi net より取りまとめたところ次の通りです。

・17日の政府軍による殺害は56名に上ったが、18日も各地で政府軍の銃砲撃で多くの市民が殺害された{これまで数字の正確さはともかく反政府派の資料を基に毎日死者数を報じていたal jazeera に本日はシリア全体の数字が見当たらない。理由は不明。他方al arabiya netは21名と報じています。他方al qods al arbi の方は新聞系なので速報性に欠けるところがあります。基本的に今後とも数字があれば、al jazeerah を中心に速報と言うことでお伝えします)
ダマスカスの中心部のメッザ地区で先に殺された5名の葬儀があり、約30000名{数字が大き過ぎると言う気もするが報道のまま)が抗議デモをしたところに治安部隊が発砲し1名死亡した{この地区は確かダマスカスでも本当の中心部にある地区だと思いますが、そこでこのような大きな抗議デモがあると言うのは、これまでなかったことで、注目を要すると思います)
またダマスカスではその他の多くの地区でも抗議デモが行われた。
これに対して人権組織は19日ダマスカスにおける不服従運動を呼びかけた(どの程度の店舗が閉鎖されるかが注目される)
また政府軍はホムスノババ・アムル地区への砲撃を強めており、地上戦が懸念されている。
http://www.alarabiya.net/articles/2012/02/18/195404.html
http://www.aljazeera.net/NR/exeres/D98D22FB-8C76-463D-92E7-46B846CD79D5.htm?GoogleStatID=1
・中国特使との会談でアサド大統領はシリアはその分割を図る陰謀に直面していると強調した。
http://www.aljazeera.net/NR/exeres/F6655B08-7E52-4852-8547-8160D07E57FC.htm?GoogleStatID=1
・反政府派によれば、これまで最大の2500名の兵士が政府軍を離反し、自由シリア軍に参加し、市民を守り、政権を倒すために最後まで戦うと誓った(日時その他の詳細は不明)
http://www.alarabiya.net/articles/2012/02/18/195407.html
・イラクはシリアとの国境の警備を強化し、テロリスト及び武器の密輸を防ぐため、断固たる治安措置をとることを決めた。
これはマリキー首相主催の危機管理員会の決定で、軍及び内務省からなるシリアとの国境監視委員会を設置し、状況を分析し、必要な措置をとることとした。
{これはアルカイダのイラクメンバーがシリアに潜入してテロ活動を行ったとの情報に関連して取られたものであることはきらかですが、イラクにおけるテロの全盛期にはシリアKらの潜入が問題視され、今度は逆なことは皮肉ですが、砂漠地帯の長い国境を考えると国境の完全な封鎖は極めて困難でしょう)
http://www.alquds.co.uk/index.asp?fname=latest\data\2012-02-18-14-08-29.htm
・米国の軍事責任者{だれかは不明)は米国は無人偵察機で、シリア領内でシリア軍の攻勢を偵察していると語った。
同筋は、この偵察が米軍の攻撃の準備であることを否定し、空からの偵察でシリア軍が現実に何をしているかを示すことは重要だと述べた。
{米軍が、ドローンを使ってのシリア領内でのスパイ飛行をしていることを自ら発表するとはどうも考えにくく、またソースも「筋」となっていて、真否のほどは疑問ですが、報道のまま。シリアはロシア製の防空網を有しており、また米国のドローンを捕獲したイランと言う同盟国もあるので、もしこれが事実ならある日「米国のスパイ機の捕獲」などと言うシリア発のニュースが出回る可能性も強いと思います)
http://www.alquds.co.uk/index.asp?fname=latest\data\2012-02-18-12-10-27.htm