27日のシリア情勢につき、al jazeera net ,al qods al arabi net ,al arabiya netから取りまとめたところ次の通りです。
26日の国民投票では政府によれば89%が改正憲法を支持したとのことで(当然予測されていたが}、取りあえずシリア政府としては改革に取り組んでいるとの宣伝材料を得たと言うところでしょうが、その翌日の27日にはal jazeera によれば128名が殺害されたとのことで、ホムス等に対する無差別砲撃は激しさを増しており{一部BBC放送などは対空砲!を住宅地に向けて発射していると報じています。事実なら狂気の沙汰ですが)、アサド政権はいくら民間の犠牲を出しても力で押して行く政策を変える意向は全く見られません。
昨日お伝えした通り、クリントン長官はシリア軍に対して、政府よりも国家・国民を守ることを呼びかけましたが、これにつきBBCは米政府はシリア軍のクーデターに期待しているのか、とコメントしていましたが、現実には現在までのところシリア軍の中に大きな動揺や謀反の動きは見られない様です。
これまで将軍も(確か)3名程度離反していますが、いずれも重要部隊を指揮する1線の指揮官ではなく{その点第1機甲師団長が部隊と共に離反したイエメンとは異なっている)、兵士の離反の数もまだ政権を揺さぶるほど多くないと思います。

・27日シリアではアサド軍の銃砲撃で128名が殺害された。その大部分はホムスでである。
ホムスでは集団処刑された青年の死体64が見つかった。彼等は町から脱出しようとして、検問所で引っ掛かり、処刑されたもののようで、一緒に居た女性達はどこかh連れ去られた。
市内にいる活動家はアサドはハマの再現{1982年}を目指していると語った。
http://www.aljazeera.net/news/pages/1bf9c166-a372-49c6-bca1-aa65689af0b2?GoogleStatID=1
・国際赤十字は人道支援物資がハマに到着したと発表した。それは食料品及び医薬品との由。
同じく赤十字はホムスへの救援物資の搬入にも努めていると語った
{国内の武力衝突で、国際赤十字が救援物資の搬入を始めていると言うことは、sの衝突を内戦と呼ぼうが呼ぶまいが、現実には既に内戦に入っていると言えるのかもしれません)
http://www.aljazeera.net/news/pages/1bf9c166-a372-49c6-bca1-aa65689af0b2?GoogleStatID=1
・シリア政府H憲法改正の国民投票について、投票率57・4%、支持率89%と発表した。
http://www.aljazeera.net/news/pages/275a95fb-17af-40fd-8d16-2a0213512cb6?GoogleStatID=1
http://www.alarabiya.net/articles/2012/02/27/197368.html
・国連のシリア特使に任命されたアナン前国連事務総長は27日ジュネーブで仕事を始め、イラン外相及び仏外相と会談した。
{最初の会談相手の一人がイラン外相であることは、シリア問題とイランとの関係に鑑み、何やら象徴的です)
http://www.aljazeera.net/news/pages/275a95fb-17af-40fd-8d16-2a0213512cb6?GoogleStatID=1
・EUは27日シリア国民評議会をシリア国民の正当な代表{唯一とはしていない}として承認したと発表した。
{シリア国民評議会の有力者の離反後の発表では何処となく間が悪い感じがします)
http://www.alquds.co.uk/index.asp?fname=latest\data\2012-02-27-14-28-35.htm
・カタール首相(兼外相)は訪問先のノルウェイで、国際社会はシリアの反政府派に対して武器供与を含めた支援を行うべきで、彼らが自衛できるようにし、またシリア国民のための避難地(安全地帯のことか?)が必要であると語った。
同首相はまた、シリアの流血を中止するための国際的軍事的努力にアラブ諸国は参加すべきであるとも付け加えた{ここは国際平和維持部隊の派遣を言っているのでしょうね)
(反政府派に対する武器援助は米、仏、英が消極的であるのに対して、先日のサウディ外相の発言と言い、GCC諸国が非常に積極的であることが印象的です)
http://www.alquds.co.uk/index.asp?fname=latest\data\2012-02-27-13-08-47.htm
・イラクのクルド地区民兵(ペシュメルガ)は30名のシリア軍クルド離反兵士が避難してきて、亡命を認められたと語った。
またそれとh別に20名のクルド民間人も避難してきた由。
http://www.alquds.co.uk/index.asp?fname=latest\data\2012-02-27-12-54-07.htm