27日のシリア情勢についてal jazeera net ,al qods al arabi net より取りまとめたところ、次の通りですが、今朝は朝から日本の報道も含めて
    シリア政権がアナン提案を受諾した
    国連によれば死者が9000名を超えた
    アサドがホムスを訪問し兵士を激励した
    シリアでは依然戦闘(殺戮)が続いている
等と報じていて、要はアサド政権が実際にアナン提案を実行する意思があるかどうかだとコメントしているところが多いようです。
これまでアサド政権は、アラブ連盟提案を何度か受諾しながら、現実には弾圧の時間稼ぎに使ってきたとの前科があり(抗議デモのぷらk−ドに「連盟提案はアサドへの殺人手形だ」と言うのがあったと記憶しています)、BBC放送で(確か)元米国駐シリア大使だったかが、ここまで殺戮が進んでしまい、反政府派がアサドを全く信用しておらず、アサドは力による勝利を信じている時に、アナン案が実施されると期待することは現実的ではないと発言していましたが、正しくその通りと思います。
今回と若干の差があるとすれば、アナンが直接ロシア、中国首脳から支持を取り付けたことですが、両国ともこれまでもアラブ連盟案を支持し、アラブの外相とも協議していたので、この点でも根本的な差はないだろうと思います。
尤も両国がその後の事態の発展に危機感を有していて、具体的にアナンを支持して、アサドに圧力をかける意図があるのであれば、話は別で、その意味では今後両国の態度が一つの大きなカギかと思われます。
一つのインディケーションとして、シリア政府は停戦の用意はあるが、まず相手が銃撃を止めるのが先決といっており、現地での作戦を継続している(強化?)ところを見ても、アサド政権gg部の強力な圧力なしで、停戦等を行うと考えるのは非現実的と思われます。何しろ反政府グループは分裂しており、大部分が停戦しても一部がこれに応じないことは十分あり得るところで、政府としては停戦しない理由などいくらでも見つけられると言う訳です。
どうも悲観的に過ぎるかもしれませんが、1年間シリアの情勢を見てきた感じとして、ここにきて急に楽観的になれる理由は余り見つかりません。これが間違っていればいいのですが!!

・シリアでは少なくとも57名が政府具により殺害された。そのなかにはイドリブで即決処刑された23名も含まれている。
またイドリブ郊外の町では52軒の家を焼却した。
http://www.aljazeera.net/news/pages/53fabe97-218f-43f7-9ac9-c93675013211?GoogleStatID=1
・27日シリア正規軍が短時間レバノン領内に越境して作戦を行った。これはシリアと隣接する東部国境で、そのシリア側では激しい戦闘が行われていた。
目撃者によればシリア軍は約1kmレバノン領内に入った由。
http://www.alquds.co.uk/index.asp?fname=latest\data\2012-03-27-09-39-57.htm
・アナン特使はシリア政府あての書簡で、彼の提案のの実施が重要であることを強調した。
クリントン長官もシリアの受諾は今後実際の行動で裏打ちされなければならないと指摘した。
他方ロシア大統領はアサドの辞任を要求する西側を批判した。
アラビーアラブ連盟事務局長は、アラブ外相はアナン提案を支持するであろうと述べた(アラブ連盟には手詰まり感が漂っており、国連にげたを預けると言うのは虫の良い逃げ道かとも思われる。むしろ今後はサウディ等個々の国が何処まで自由シリア軍に武器援助や資金援助をするかが、具体ていな問題となって来るのではないか?
http://www.aljazeera.net/news/pages/94e6d02e-2e27-4bec-998f-708e242cb092?GoogleStatID=1
http://www.alquds.co.uk/index.asp?fname=latest\data\2012-03-27-20-23-24.htm
http://www.alquds.co.uk/index.asp?fname=latest\data\2012-03-27-15-38-37.htm
・イスtンブールで会議を開いていたシリアの反政府派は27日、アサド後の政体を市民的自由な民主主義体制とすることを規定した文書に合意し、その統一を図ったと発表した、ただし、早くも、シリア内部の調整委員会と化その他の反政府派のなかには、シリア国民評議会中心の統一にh参加しないと表明する者があり、反政府派の統一が本当に実現するのか疑問との声がある。
http://www.aljazeera.net/news/pages/94e6d02e-2e27-4bec-998f-708e242cb092?GoogleStatID=1
・トルコ政府高官は、イスタンブールの会議が大きな転換点になる可能性があるとして、仮に反政府派が統一できればトルコ政府がシリア国民評議会をシリア国民の唯一の正当な代表として承認することもあり得ると語った。
http://www.alquds.co.uk/index.asp?fname=latest\data\2012-03-27-08-51-13.htm
・シリア政府はシリアの男子成年が事前に動員局の許可なしに外国旅行することを禁止した26日の決定を取り消すと27日発表した。
(シリア当局はこの決定が社会に大きな動揺を与えたためとしているとのことですが、正しく朝令暮改のうらになにがあったのでしょうか?)
http://www.alquds.co.uk/index.asp?fname=latest\data\2012-03-27-16-00-49.htm
・トルコ航空は27日、シリア便を4月1日より停止すると発表した(これH先に発表されたトルコ大使館閉鎖と関係するものようです)
http://www.alquds.co.uk/index.asp?fname=latest\data\2012-03-27-10-36-41.htm