29日のシリア関連情勢al jazeera net , al qods al arabi net ,al arabiya net より取りまとめたところ次の通りです。
アラブ連盟首脳会議は、ホムスでの虐殺を人道に対する犯罪と非難する一方で、政府と反政府との対話を呼びかけることで、取りあえずアラブとしての一致点を見出したのだろうと思いますが、他方重要なアラブ首脳が参加しなかったこと、アナン特使に対する支持くらいしか具体的な意見表明ができなかったことは、(当然予測されていたことではありますが)その限界を改めて露出したと思います。
なお、シリア政府がアラブ連盟の決定は拒否するとあらかじめ声明したことは先にお伝えした通りです。
シリア問題に関する次の動きはイスタンブールでのシリア友人会議でしょうか?

・アラブ連盟の首脳会議は、シリア問題が主な論点となったが、最終宣言では
    ホムス(ババ・アムル地区)での虐殺は人道に対する罪であること
    アナン特使の活動を支持する
    政府、反政府派に対和を呼びかける
    政府軍は即刻武力行使を中止すべきである
等の点が盛り込まれた。
・会議でチュニジア大統領はアサド大統領の辞任を呼びかけた。
・リビア暫定政府議長はシリア政府の大虐殺、拷問を非難した。
・クウェイト首長はシリアが内戦に陥ることは地域全体に深刻な影響を与えると指摘した。
・イラクのマリキ首相は、シリアのどちら側に対する武器供与も、紛争を激化させ、地域的及び国際的戦争をもたらすと警告した。
(ロシア及びイランはアサド政権に対する武器供与を継続しているところ・・特にロシアは公式に確認さえしている・・、この発言は政府に対する禁輸も含むのでしょうか?それならかなり大胆な発言になりますが、イラクの立場、ロシアが大反発していにところKらも、単なるレトリックでしょう)
http://www.aljazeera.net/news/pages/ef23129d-8415-4b0f-a760-d02e62b94580?GoogleStatID=1
http://www.alarabiya.net/articles/2012/03/29/204068.html
http://www.alquds.co.uk/index.asp?fname=latest\data\2012-03-29-20-10-44.htm
http://www.alquds.co.uk/index.asp?fname=latest\data\2012-03-29-16-10-50.htm
他方現地の情勢は
・29日シリアでは少なくとも31名が政府軍により殺害されたが、その大部分はホムス及びダマス郊外であった。
・シリア軍は4日間の砲撃の後、イドリブ県のsaraqb市を制圧したが、25日以降60名が虐殺された。
http://www.aljazeera.net/news/pages/725435dc-9168-460a-bde0-9100712f59d7?GoogleStatID=1
・イランの最高指導者ハメネイはトルコのエルドアン首相とマシュハドで会談したが、シリア政権の中東紛争に対する立場に鑑み、アサド政権を支持するとし、如何なる外国の介入にも反対すると述べた。
http://www.alquds.co.uk/index.asp?fname=latest\data\2012-03-29-20-15-43.htm
・アサド大統領はBRICSの首脳会議へ書簡を送り、シリアはアナン特使の任務に協力したと述べた。
http://www.alquds.co.uk/index.asp?fname=latest\data\2012-03-29-20-10-44.htm
・ロシア外務省報道官は、シリアの友人会議が「国際社界を代表する」として、アナン・プランの実施を行う権利はないとくぎをさした。
http://www.alquds.co.uk/index.asp?fname=latest\data\2012-03-29-20-02-58.htm