30日のシリア関連情勢al jazeera net ,al qods al arabi net 等より取りまとめたところ次の通りです、

31日付の朝日は国連事務局筋からの情報として、停戦が実現した場合に備えPKOの派遣を検討しており、その規模は200〜250名程度で、人員は取りあえず近隣に展開している国連PKO要員から重点する予定と伝えています。
同じことは下記のal jazeera も報じていますが、人員の規模から見てもいわゆる停戦監視団(少数の将校Kらなるグループで、武器は自衛のための小火器程度)だと思いますが、そのためには停戦の実現が前提となります。
その意味では実力を背景に兵力の引き離しとか停戦の実現を図る国連軍とはかなり性格が異なり(アラブ連盟が先に検討していたのは、国連軍またはアラブ軍)、ロシアと中国の否定的な立場に鑑み、この辺がぎりぎりの妥協点と言うことでしょうが、そもそもその前提の停戦が実現するかどうかが問題です。
国連PKOでもインドーパキスtンとかパレスチナとか停戦監視団の先例は多くありますが、記憶では大部分が国と国との間の停戦の監視で、内乱のような場合にはむしろ国連軍の派遣になることが圧倒的に多いと思います。これは内戦と言う場合に、当事者が明確でなかったり、停戦が明確でなかったり、正規軍同士の戦闘とは異なるので、必要に応じて実力で停戦を実行させる能力を有する国連軍(通常数千人規模)である必要の所為と思われます。

また最近感じることは、かなり皮肉なことに、シリア政府軍の行動がこれまでのイスラエル軍の行動と似ている(虐殺とk残虐行為とかいう意味ではなく)なと言うことです。
要するに冷たい軍事的観点からは、軍事的に優勢な方は早期の停戦を望まず、とにかくまずは相手を屈服させることを狙い、国際社会の圧力で停戦に応じぜざるを得ない時にも、口実を見つけては停戦を破り、取るものを大きくしようとすることで、そう言う観点からは今回シリア軍がアナン特使に停戦を約束した後も、むしろ攻勢を強めているところは、これまでのイスラエル軍の行動と酷似しているな、と言う感じがするわけです。
その為にイスラエル軍は度々国際社会から非難されてきましたが、皮肉なことにその批判の先頭に立っていたシリアが同じことを繰り返していると言う訳です。
勿論、単なる感想に過ぎませんがね・・・

・30日もシリア軍は各地で攻勢を強め、全土で少なくとも24名を殺害した。その大部分はdir al zur,イドリブ、ホムス、ダラアであった。
他方群衆は30日の金曜日を「アラブ、イスラム諸国に裏切られた日」として、多くの都市で抗議デモを行った
http://www.aljazeera.net/news/pages/abe5895f-75fb-417e-9ace-485828be7d50?GoogleStatID=1
・トルコ・シリア国境でトルコ軍兵士とシリア軍兵士の間で銃撃戦があった
(これはal araiya net の報じる所で、衝突の規模や死傷者んついての情報はない。なお、31日朝・・日本時間・・のトルコ紙のネットにはシリアとの衝突のニュースは見られない。仮にこの報道が真実であれば、少なくとも報道された限りではトルコ兵とシリア兵の初の衝突と言うことになり、その影響は大きいと思われる)
http://www.alarabiya.net/articles/2012/03/30/204156.html
・アナン特使の報道官は記者会見で、シリアの当事者総てに即時停戦を呼びかけるとともに、シリア政府に対して即刻アナンプランを実施するように求めた。
国連平和維持局は、停戦監視団の派遣に備えて、近く予備ミッションをシリアに派遣する予定である。
アナン特使の考えでは、中東及びアフリカに展開するPKOから200〜250名の監視団を派遣すると言うもので、その前提として安保理における決議の採択がある。
http://www.aljazeera.net/news/pages/d5566622-454d-45f3-ae7c-135a4a79553f?GoogleStatID=1
http://www.alquds.co.uk/index.asp?fname=latest\data\2012-03-30-09-45-30.htm
・クリントン長官は31日トルコでのシリア友人会議に出席するが、それに先立ちサウディでアブダッラ国王とサウド外相とシリア情勢について協議した(内容は不明)
http://www.aljazeera.net/news/pages/d5566622-454d-45f3-ae7c-135a4a79553f?GoogleStatID=1
http://www.alquds.co.uk/index.asp?fname=latest\data\2012-03-30-14-02-23.htm
・米国はシリアの国防大臣、副参謀長、大統領護衛隊長等シリア軍人に対する制裁を決定した、制裁は米国内の彼らの財産の凍結及び米国人が彼らと接触することの禁止等を含む。
http://www.aljazeera.net/news/pages/2e3d3ea1-3246-4608-b47e-1105a3d31ecf?GoogleStatID=9
http://www.alquds.co.uk/index.asp?fname=latest\data\2012-03-30-17-09-53.htm