カッダーフィ政権の崩壊がカッダーフィ軍の一部であったトゥアレグ族の逃亡とマリ北部の制圧に繋がったのではないかと言う推測を昨日書いたばかりですが、4日付のal qods al arabi net は仏の専門家等を引用して、正しくカッダーフィ政権の崩壊が現在のマリ情勢をもたらしており、リビアに介入した西側諸国にその責任があると報じています。
記事の要点のみ次の通りですが、それにしてもアルカイダとかイスラム過激派に対する防波堤と称してきたカッダーフィの軍の一部がアルカイダなどと連合してサヘル地方に大きな影響力を確立したことは、ある意味歴史の皮肉ですね。

仏の情報調査センター所長のeric denisiは、西側諸国のリビア介入が現在んサヘル諸国の不安定化に直接の責任があると言う。
それによるとトゥアレグ族とその連合者のマグレブイスラム諸国のアルカイダとのマリの半分、北部地方の制圧は、リビアからトゥアレグ族が数百台の4輪駆動車に、カッダーフィ軍で訓練され戦った戦士と多くの武器を持って帰ってきたことの直接の結果であると言う。
彼等はマリ北部という良く知っている環境の中で、支配を強めており、外部からの勢力にはどうしようもないと言う。
彼ら及びその所有する武器の正確な数は誰も知らないが、専門家は彼等と武器hサヘル地帯全体の力の均衡を変えるのに十分であると信じている。
アルジェリアの専門家も、正確な数は解らないg、少なくとも1000名、おそらくsれよりは多いだろうと言う。
当初移動してきたトゥれグ族は直接マリに戻ってきた訳ではないが、力の真空に乗じて、アルカイダ等のイスラム勢力と連合したと言う訳である。
西側、特に仏は何度もこの危険性について警告を受けてきたが、何もしなかったという。
マリの外務大臣は殆ど毎月のように仏を訪れては外務省、大統領府や情報機関に対して、マリの北部状況Hリビアへの介入の直接の結果であって、あなた方に責任があるが、どうするつもりか?マリとしてはこれに対処する能力を有していない、と訴えてきた。
アルジェリアの専門家はこれらトゥアレグ族はマリ北部に戻って来て、再びそこの社会のネットワークに組み入れられ、その結果アルカイダ等のイスラム過激派と連合したもので、現地でこれに対抗できる勢力はアルジェリア軍をおいてないが、アルジェリア軍は憲法で国外での介入を禁止されていると言う。
仏専門家は今後これらの勢力が更に影響力を増して、サヘル全体に混乱と不安定と過激主義が伸長し、ナイジェリアのボコ・ハラムやソマリアのシャバーブと共闘するような事態になれば、米国及び仏は、おそらくはアルジェリアとともに介入せざるを得なくなるだろうと言う。
取りあえずマリの状況に関しては、北部まりから彼等の影響力を掃討することは困難だが、トゥンボゥクトゥ等の大きな町から駆逐し、砂漠地帯に追いやることは可能だろうと言う。