12日のシリア関連情勢al jazeera net ,al qods alarabi net ,al arabiya net より取りまとめたところ次の通りです。
なお、邦字紙でもダマスカスの2の爆発事件について犯行声明を出したal nusra 前線について、アルカイダ系の組織とのコメントをつけているところがありますが、アラビア語のこれらネットでは「これまで知られていなかった組織」とだけコメントしています。
確かに手口からすればアルカイダ系の犯行との疑いは強いのですが、この組織そのものについては、今のところ特段の情報はなさそうですが・・・

・12日シリア各地で政府軍の銃撃等で12名が死亡した。
うち3名はダマス及びその郊外で、各2名がホムス、ハマ、ラタキア、dir al zour で殺された。
・政府軍はイドリブ市の周辺で各地で農村に対する攻撃を強めている。
(その後の同じくal jzeera newt の記事は、11日の殺害は33名に上り、うち9名がホムス、8名がダマス及びその郊外、同じく8名がハマと上方修正しています)
http://www.aljazeera.net/news/pages/6441bdd6-b0ca-4bed-ace7-09e8bae7f4f7?GoogleStatID=1
・トルコから国連監視団のための装甲車が空輸されて、ダマスに到着した。
http://www.aljazeera.net/news/pages/6441bdd6-b0ca-4bed-ace7-09e8bae7f4f7?GoogleStatID=1
これまで全く知られていなかったal nusra前線(支援前線とでも訳すのか?)と言う組織が、ダマスで55名の死者を出した2つの爆発事件の犯行声明を出し(0700のBBC放送も犯行声明のテキストと称するものを放映していた)、これはシリア政府の住民地区に対する砲撃に対する報復であると述べた。
同前線は声明第4と称するもので、ダマスの爆発は軍情報本部及びパトロールを狙ったものと表明するとともに、ダマス及びアレッポでの他の爆発も行ったと表明した。
(この組織に関する記述はない)
http://www.alquds.co.uk/index.asp?fname=latest\data\2012-05-12-14-19-57.htm
http://www.alarabiya.net/articles/2012/05/12/213643.html
・シリア政府は国連の拷問対策委員会に対して、シリアにおける拷問の問題に関する報告書を提出することを拒否した。同委員会は16日中ジュネーブでシリアの拷問問題を審議することになっていた。
(シリア治安当局、バース党民兵等による市民に対する拷問の疑いは前から国連で強く指摘されていて、特に児童に対する拷問が問題とされてきました、確かダラアで反政府抗議が強まったのは、拷問のうえ殺害された少年の遺体が発見されてからだったと思います)
http://www.aljazeera.net/news/pages/28f0d3fb-68dd-40ec-b9af-1387d4f4a0ba?GoogleStatID=1