昨日はシリア情勢のレバノンへの波及について書きましたが、今度はなんとコソボ・コネクションです。
コソボと言えば、セルビアの自治地域でしたが、セルビア軍の現地アルバニア系イスラム教徒に対する大規模な人道法違反に対抗してNATO軍が人道的介入として(安保理の明示の許可なしに)激しい爆撃を加え、セルビア軍が撤退し、その後独立を宣言した地域(日本を含む90国が承認しているがロシアを始め多くの国が独立承認を拒否している)ですが、15日付のal jazeera net 及びal qods al arabi net は、ロシアの国連代表が14日安保理でコソボがシリアの反政府兵士に訓練の場所を提供していると非難したと報じています。
記事によるとロシア代表は、ロシアはコソボが反政府兵士訓練の目的で、シリアの反政府組織と密接な関係を築いている情報を有しているとして、コソボを非難したとのことです。
これに対してコソボの外相は、コソボは諸外国の中で最も早くリビア革命を支持した国で、シリアに関しても同様の立場で、シリアの反政府組織とは密接な関係を有しているが、訓練の提供は行ってい無い、としてロシアの主張を否定したとのことです。

シリア問題がコソボにまで飛び火していることに驚きましたが、考えてみれば旧ユーゴスラビア内戦の時に、イスラム教徒のボスニア・ヘルツェゴビナに対して、イスラム原理主義運動、特にアフガン帰りの所謂アフガーニーが応援の義勇兵として多数参戦しているとして話題になったことがあり、遠いようで地理的にもそれほど遠くはなく、同じイスラム教徒のスンニ派で、同じく弾圧されていたもの同士として連帯感があるのでしょう。
またそもそも、その昔のエジプトのムハンマド・アリ王朝はアルバニア系だし、あの辺と種々の関係があることが不思議ではないのかもしれません。
http://www.aljazeera.net/news/pages/41cc164e-1e1c-495f-b7c0-2082fcd5d93b?GoogleStatID=1
http://www.alquds.co.uk/index.asp?fname=latest\data\2012-05-15-06-56-53.htm