20日付のシリア関連情勢al jazeera net ,al arabiya net ,al qods al arabi net より取りまとめたところ次の通りです。
邦字紙も報じていますが、G8はその宣言・声明のなかで民主的で多元的な政治制度hの移行及びアナン提案の完全実施を求める、という誰も反対できないが、他方具体的中身のない声明の発表に留まりました。ロシアも参加している以上、これ以上の声明が無理なことは始めから明らかでしたが、それにしてもシリアの悪化しつつある情勢に対して国際社会として打つ手はない、という現状認識でしょうか?
また声明のうち、政治問題については北朝鮮以外は、イラン問題とシリア問題が取り上げられ、中東地域が引き続き悩ましい政治問題を最も抱えた地域であることを物語っているようです。いずれにせよ、シリアはイランの最も忠実な子分で、この2者の枢軸がある意味では当面の中東の最重要問題と考えれば、問題の根っこは一つとも言えますが。

・シリアでは20日各地で、主として政府軍の銃砲激で、63名が死亡した。
最も多かったのがハマの郊外で41名、そのうち39名が戦車砲によるsuran 市での死者である。反政府派はこの殺戮を虐殺として非難した。
その他では8名がホムス市及び郊外で、6名がイドリブで、3名がダラア、2名がそれぞれダマス郊外及びdir al zour であった。
http://www.aljazeera.net/news/pages/cd5e7fea-0e7e-4cfa-a836-484cc215ceeb?GoogleStatID=1
(他方al arabiya net はシリア各地で48名が死亡したが、その大部分は民間人だが、分離兵士及び政府軍兵士もふくまれているとほうじている)
http://www.alarabiya.net/articles/2012/05/20/215340.html
・政府軍と自由シリア軍との間で、ダマス郊外、ダラア等で激しい戦闘があった。
http://www.aljazeera.net/news/pages/cd5e7fea-0e7e-4cfa-a836-484cc215ceeb?GoogleStatID=1
・ダマス郊外のドゥマを視察中の監視団車列の10m先でRPGが爆発した。監視団員に死傷者はなかった。
http://www.alquds.co.uk/index.asp?fname=latest\data\2012-05-20-15-28-28.htm
(他方al jazeeera net はドゥマ市で、監視団長moud 将軍を含む監視団の150m先で爆発があったと報じています)
http://www.aljazeera.net/news/pages/cd5e7fea-0e7e-4cfa-a836-484cc215ceeb?GoogleStatID=1
・シリア内相及び副大統領補佐は、彼ら及びその他の政府要人が暗殺されたとの噂を否定した。
これはその前に反政府派が治安関係の要人の殺害に成功したと発表したことへの反論である。
(事実関係は不明だが、双方合わせると、どうも何らかの治安関係者への攻撃があり、それに反論する必要があったのではないかと思われる)
http://www.aljazeera.net/news/pages/cd5e7fea-0e7e-4cfa-a836-484cc215ceeb?GoogleStatID=1