25日のシリア関連情勢al jazeera net ,al qods al arabi net ,al arabiya net より取りまとめたところ次の通りです。
25日の政府軍による殺りくはal jazeera によれば78名とのことですが、0700のBBC放送も現地特派員の報告として停戦監視団の派遣以降最大の死亡者で、大半が政府軍の銃砲激の犠牲と報じていました。
国連事務総長特使のアナン氏が近くシリアを訪問するとのことですが、状況改善の最後の努力と言うことなのでしょうか?これだけ停戦が毎日、特に政府軍により公然と破られている状況で、普通なら最後通牒(いつまでに停戦を守らなければ、監視団は撤退し、厳しい報告書を世界に公表するとでもいうような)を出すべき時だと思いますが、何せ鉄面皮のアサドが相手ですから、またずるずると譲歩でもするのでしょうか?

・ホムス県のal halahで政府軍の砲激等で78名が殺され、200名以上が負傷したが、その大部分は婦女子であった。金曜礼拝後デモに出た民衆を政府軍及びバース党民兵が襲い、虐殺したものである。
(この点に関し、al arabiya net は死者88名と50名の児童、更に30名の死亡と報じているが、内容からすれば88名の死亡で、うち50名が児童、他に300名の負傷者があった、ということかと思います。いずれにしてもすごい数字です)
http://www.aljazeera.net/news/pages/ba5625a3-5e63-46a0-9da9-cb087a10aa50?GoogleStatID=1
http://www.alarabiya.net/articles/2012/05/26/216516.html
・(上記の数字との関係は不明だが、多分上記とは別に、ということと思いますが)25日、ホムスで21名、ハマで20名、アレッポ6名、ダラアで4名、ダマス及びその郊外で2名等が殺害された。
http://www.aljazeera.net/news/pages/ba5625a3-5e63-46a0-9da9-cb087a10aa50?GoogleStatID=1
・ホムスのal halahでは、政府軍による虐殺を阻止しようとする自由シリア軍と政府軍が衝突した。政府軍に多数の死傷者が生じ、5台の戦車が破壊された。
http://www.aljazeera.net/news/pages/ba5625a3-5e63-46a0-9da9-cb087a10aa50?GoogleStatID=1
・アレッポ市の各所に多数の戦車、装甲車両が配置されたが、これは抵抗運動が始まって以来最初のことである。
http://www.aljazeera.net/news/pages/ba5625a3-5e63-46a0-9da9-cb087a10aa50?GoogleStatID=1
・アナン特使はシリア関係者との協議のために近くシリアを訪問するが、国連関係者によれば訪問は今月中にも行われる予定の由。(それ以上のことは不明)
http://www.aljazeera.net/news/pages/3d235b15-891f-48a7-8abd-d3e5120a5f91?GoogleStatID=1
・国連事務総長は安保理あての報告書で、複数の都市では、その一部を依然として反政府派が支配していると述べた。
また国連の解決努力は微々たる成果しか挙げていないとして、監視団は大規模な物的損害を目撃したが、政府軍は依然として重火器の使用を止めていないと指摘し、シリア情勢はますます軍事的様相を帯びつつあるとして、いくつかの爆発事件のうらには過激派の存在があると指摘した。
また事務総長は、国際社会に対して、当事者の双方に対する武器供給を止めるべきであると呼びかけた(おそらくこの点はロシア、中国、イラン等は反対するところと思われる。しかしここまで事態が悪化したら、安保理としても最低シリアに対する武器禁輸決議を採択すべきだと思うのですが、どうして欧米は提出しないのでしょうか?)
http://www.alarabiya.net/articles/2012/05/26/216514.html
・アレッポで捕まっていたレバノン人(シーア派)11名は釈放され、トルコ領内に入った。
http://www.alquds.co.uk/index.asp?fname=latest\data\2012-05-25-12-29-44.htm
・イスラエル紙haaretz がイスラエル政府の信頼すべき筋から得た情報によれば、アサドの義理の兄弟shawkatを含むバース党幹部で治安関係者(国防大臣、内務大臣を含む)を毒殺しようとの企てがあったが、彼等は病院に運ばれ、かろうじて一命を取り留めた由。
しかし、彼らの状態は依然として危険な由。
これは自由シリア軍による暗殺計画であったが、実行した護衛兵は無事外国ん逃亡した由。
http://www.alquds.co.uk/index.asp?fname=latest\data\2012-05-25-09-22-15.htm
(この記事については、確かに25日付のhaaretz net も報じていて、内容は上記とほぼ同じですが、この事件をイスラエル政府が確認した、として、イスラエル政府は事件が自由シリア軍は政権のトップに近い所まで潜入していることを示すもので、画期的な事件であるとしているとコメントしています。関心のある方は英語ですから下記のネットをご覧ください)
http://www.haaretz.com/news/middle-east/syrian-rebels-tried-to-kill-assad-s-top-aides-israeli-officials-confirm-1.432505