houlaの虐殺については国際社会の非難が集まっていますが、国連安保理は虐殺非難の議長声明を採択しました(全会一致と報じられているが、確か議長声明は原則全会一致のはず。また決議と違って拘束力が無い)
こう言う話になると流石に国際メディは早く、BBC放送などは0700から報じていましたし、そのネット(下記ご参照)も同じ内容を報じています。とほいうじ
これに対して、al jazeera net は(この時点で)安保理がシリア非難決議案の審議を始めたと報じているが、al arabiya net もal qods al arabiya netも未だ報じていません。

BBCによると、安保理が開かれ当初英仏の非難声明案を検討するはずであったが、ロシアが反対し、先ずは停戦監視団団長の報告を聞くべきだと主張し、ダマスからのビデオ報告で、団長が死亡は108名で負傷者が300名と報告し、(ネットにはないが放送では)多くの被害者が戦車砲や臼砲の破片で死亡しているとして名指しは避けたものの政府軍の関与を示唆したとのことです。
この結果採択された議長声明ではhoulaの虐殺に関し、政府軍の戦車砲及び臼砲による住宅街への大量砲撃を含む虐殺を最大に非難するとの文言が盛り込まれました。

上記記事は取りあえずの速報で、今後更に詳細な情報もあるかともいますが、取りあえずの最大の関心は・・
・今回の議長声明はロシア、中国の政策転換を意味するのか?それとも基本政策は変わらないものの、今回の虐殺があまりに明白に且つ大規模で、ロシア中国にしてもとてもアサドを弁護できなかったと言うだけのことか?
おそらく後の方が現時点では現実的な読みかと思いますが、昨日ご紹介したNY times の記事にもロシアにとってもアサドは既に重荷liabilityになっているとのコメント もあり、おそらく今回の安保理声明がロシアの政策の転換の始まりという可能性が強いと思います。
・アサド政権がこれまで、停戦監視団の目前で重火器の大量使用等、停戦違反の大部分を行ってきたことは、国際的常識でしたが、それにしても国際的大非難が予想される、今回のような大規模な野蛮な行為を犯したのか?
もしかしたら、自由シリア軍との衝突等のために、現場では軍がとにかく誰でも反対するものは殺せ、という雰囲気があり、それを政権がコントロールできなくなっていると言うことでしょうか?
いくらアサド政権が野蛮な政権だとしても、その反動が目に見える様な蛮行を組織的に行わせるほどバカではない{これまでのアサドのやり方は組織的に狡猾かつ鉄面皮だった)と思われるのですが・・・
仮に政権中枢からの指示に基づくものとすれば、アサド政権も遂に合理的な利害得失の計算ができないところまで追い込まれていると言うことでしょうか?
・3目にその影響ですが、自由シリア軍の声明にもある通り、彼ら及び反政府戦闘員が益々敵愾心を燃やし、戦闘を激化させることは目に見えており、平和的解決の可能性はさらに遠のいたと思われる。
さらに深刻なことは、仮に自由シリア軍等の力が今後も弱ければ、アルカイダ等のテロを支持する民衆の声が大きくなる可能性が強いことです。

取りあえず
http://www.bbc.co.uk/news/world-middle-east-18229870
http://www.aljazeera.net/news/pages/a5a23f05-1541-4d27-8cfd-8514227fe140?GoogleStatID=1