30日のシリア情勢についてal jzeera net 等の報じるところを取りまとめたところ次の通りです。

0600放送のBBCでは、米国のさる下院議員(イスラム教徒の由)が、安保理の決議なしでも米欧はトルコと協力してシリア北部に安全地帯を設置すべきで、同地帯を守るためには軍隊を派遣すべきであると発言していました。
おそらく、このような意見は米国では未だ未だ極めて少数の意見だと思いますが、今後ともアサドの虐殺が続くようならそのような要求が強くなり、米政府の行動に影響する可能性も出てくると思います。

・30日シリアではダマスカス近郊、郊外、市内等でも政府軍と反政府軍の衝突があり、政府軍の砲撃と相まって、民間人、政府軍、反政府軍に39名の死者が出た。政府軍と反政府軍の激しい衝突が伝えられたのは、他にホムス及びアレッポがある。
http://www.aljazeera.net/news/pages/d61aa0e0-e31c-4e60-be9a-4df94b6680d6?GoogleStatID=1
・国連停戦監視団は東部のdir al zur の近くで、後ろ手に縛られ冷酷cold blood に処刑された13名の遺体を発見した。
(シリア各地で現地処刑が大量に報じられていましたので、この種の遺体は今後とも他で発見される可能性が強いと思います)
http://www.aljazeera.net/news/pages/d61aa0e0-e31c-4e60-be9a-4df94b6680d6?GoogleStatID=1
http://www.alquds.co.uk/index.asp?fname=latest\data\2012-05-30-14-56-17.htm
・人権理事会は6月1日houlaの虐殺を審議するために特別会合を開くこととなった。この会合は、米国、トルコ、カタール、欧州連合がその開催を要求したものである。
(人権理事会の設立に当たっては、途上国に牛耳られるとの懸念から米国が反対していましたが、拒否権のない同理事会がロシアや中国の反対にも拘わらず、シリアの人権蹂躙を非難して来たことは、国連機関の重要な役割を裏付けるものとおもいます。勿論理事会には制裁決定などの権限はなく、それは安保理の分野です)
http://www.aljazeera.net/news/pages/37dc7d97-4ed8-49af-8e4b-32e232cf3797?GoogleStatID=1
・ロシア、中国は依然としてシリアへの外国の介入に反対で、houla事件のために制裁を課すことも時期尚早であるとしている
http://www.aljazeera.net/news/pages/37dc7d97-4ed8-49af-8e4b-32e232cf3797?GoogleStatID=1
・トルコは大使以下シリア外交官全員を追放すると30日発表した。
http://www.alquds.co.uk/index.asp?fname=latest\data\2012-05-30-13-57-38.htm