21時のシリア関連情勢次の通りです。

昨夜取りあえずお伝えしたシリア航空機のヨルダンへの亡命は事実(一部のアラブ・メディアは多分MIG29と思われる写真を載せていますが、記事はMIG21と云うことで一致しています。ベトナム戦争時代の戦闘機です)で、ヨルダン政府は操縦士に政治亡命を認めたとのことです。
彼の宗派は不明ですが、アサドの父が空軍司令官であったこともあり、空軍はシリア軍の中でも最もアラウィ派、バース党の掌握の強いところ(それゆえに空軍情報部が爆破の標的に何度もされた)、この事件は政権にとって相当衝撃的な事件ではないかと想像します。
ホムスの負傷者婦人児童等の引き揚げは、衝突が止まらないため未だ実施されていません。
21日の政府軍による殺戮は126名とのことで、この数字自体の正確さは勿論不明ですが、趨勢として現地情勢が更に悪化しつつあることは間違いなさそうです。

・21日政府軍の銃砲激のためシリア各地で126名が殺戮された。その大部分はホムス、ダマスカスの郊外のduma、ダラアのankhalであった。
ホムスでの死者が33名、ダマスカス郊外の死者が29名で、そのうち24名がdumaで、38名がダラアでそのうち18名がankhalで、イドリブ及びdir l zur がそれぞれ8名、4名がハマ等であった。
ankhal の死者は葬列が攻撃されたもので、新たの虐殺として非難されている。
http://www.aljazeera.net/news/pages/0ee75728-54ee-4236-b8b0-83071a9e5567?GoogleStatID=1
・ホムスでは赤十字と赤新月の共同チームが負傷者等の引き揚げに向かったが、衝突が継続しているので引き返し、再度試みることになった。
http://www.aljazeera.net/news/pages/0ee75728-54ee-4236-b8b0-83071a9e5567?GoogleStatID=1
・シリア空軍のMIG21戦闘機が、ヨルダン北部のマフラクの空軍基地に1045着陸し、操縦士は政治亡命を求め、ヨルダン政府はこれを認めた。
シリア政府派期待と操縦士の返還を求めているが、ヨルダン政府派期待の返還には異存はないとのことである。
ヨルダン政府はジュネーブ合意に基づけば、ヨルダン政府として操縦士(大佐)の身柄を保証する必要があり、最低その政治j亡命は認めざるを得ないとのことである(この点に関し詳しい説明はないが、ジュネーブ合意と云うのはおそらく戦争法規に関するジュネーブ条約のことではないかと思われるが、それとヨルダンの関連については、良く解らない)
自由シリア軍及びトルコ通信にょれば、このシリア戦闘機はダラアの反政府軍を爆撃する目的で南に向かったものとのことです(ということはMIG21の戦闘爆撃機タイプ、ということでしょうから、今後は戦闘爆撃機と書きます)
http://www.aljazeera.net/news/pages/4cbd21ee-d3fa-4b09-8866-8659ad9a1139?GoogleStatID=1
http://www.alquds.co.uk/index.asp?fname=latest\data\2012-06-21-15-28-43.htm
http://www.alquds.co.uk/index.asp?fname=latest\data\2012-06-21-14-05-54.htm
・ロシア外相はシリア向けに航行し、途中で引き返した輸送艦は、修理済みの攻撃ヘリと防空資材を搭載していたと確認した(0800のbbc放送の中で、元米国モロッコ大使は引き返した理由は船舶保険会社が保険の適用を拒否したからで、今後船舶保険適用拒否がロシアの武器供与措置の決め手になる、と語っていましたが、事実関係は不明です)
http://www.alquds.co.uk/index.asp?fname=latest\data\2012-06-21-14-23-59.htm