ベンガジの話はだんだん状況が解ってきたようです。
22日のal arabiya net とal jazeera net は、22日早朝数百人のベンガジ住民と武装警察がベンガジ市内のansara al sharia の拠点の兵舎に押しかけ、イスラム勢力が退去するように求め、一部で自動小銃、RPG等の撃ち合いとなり(2時間の撃ち合いだった由)、最低4名が死亡し、約40名が負傷したが、イスラム過激派は拠点から退去したとのことで、al arabiya net は「ansar al shariaはベンガジから追放された」とコメントしています。
さらに同ネットは、この動きは21日リビア各地でイスラム民兵に反対するデモがあったことを受けて、警察、政府軍及び活動家が合意していた計画によるものと報じています。
取りあえずの報道は以上で、ベンgジの拠点から撤退した民兵が何処へ行ったのか、この動きは(先日米大使等が殺された)ベンガジに限定されているのか、その他の地域にも広がることになるのか、不明ですが、リビアにおいては、特にイスラム過激派の民兵が治安回復の妨げとなり、先日お伝えした通り、彼らがチュニジア、アルjリア、マリ、ナイジェリア等の過激派イスラム主義者と提携する動きを見せていただけに、このベンガジの動きは極めて重要な意味を有することになるかもしれません。
と言うか、そう期待していますが、未だ状況は流動的なのでしょうね?
http://www.alarabiya.net/articles/2012/09/22/239440.html
http://www.aljazeera.net/news/pages/93ab112e-ccf4-48b5-a04c-67830d5699c3?GoogleStatID=1
22日のal arabiya net とal jazeera net は、22日早朝数百人のベンガジ住民と武装警察がベンガジ市内のansara al sharia の拠点の兵舎に押しかけ、イスラム勢力が退去するように求め、一部で自動小銃、RPG等の撃ち合いとなり(2時間の撃ち合いだった由)、最低4名が死亡し、約40名が負傷したが、イスラム過激派は拠点から退去したとのことで、al arabiya net は「ansar al shariaはベンガジから追放された」とコメントしています。
さらに同ネットは、この動きは21日リビア各地でイスラム民兵に反対するデモがあったことを受けて、警察、政府軍及び活動家が合意していた計画によるものと報じています。
取りあえずの報道は以上で、ベンgジの拠点から撤退した民兵が何処へ行ったのか、この動きは(先日米大使等が殺された)ベンガジに限定されているのか、その他の地域にも広がることになるのか、不明ですが、リビアにおいては、特にイスラム過激派の民兵が治安回復の妨げとなり、先日お伝えした通り、彼らがチュニジア、アルjリア、マリ、ナイジェリア等の過激派イスラム主義者と提携する動きを見せていただけに、このベンガジの動きは極めて重要な意味を有することになるかもしれません。
と言うか、そう期待していますが、未だ状況は流動的なのでしょうね?
http://www.alarabiya.net/articles/2012/09/22/239440.html
http://www.aljazeera.net/news/pages/93ab112e-ccf4-48b5-a04c-67830d5699c3?GoogleStatID=1
ある国で反米感情を持つ人が多いか否かという問題は極めて難しい問題で、きちんとするためにはイラク戦争後米国だったかどこかの研究所が現地で世論調査をしましたが、そう言うものがないと(勿論あっても)確かなことは言えないと思います。
リビアの場合、革命の過程でさえイスラム主義者と世俗主義との反目がありましたが(ベンガジ攻防戦の初めころに、カッダーフィ軍から革命軍に寝返った参謀長が暗殺され、背景等は今もって不明のようですが、今から考えるとイスラム主義者の手による可能性も強いと思う)イスラム主義者の中でも特にansar al sharia等は、イスラム国家樹立を狙ってその後も武器を手放さず、相当勝手なことをしていたので、一般民衆からはかなり反感を持たれていたと思います。
それが今回の事件で一般民衆の素朴な感情に付け込んで米大使等を殺したことに対して、反感が爆発したのではないかと思います。
但し、記事にも書いた通り、過激派に対する攻撃は政府軍とか警察とも連携してのもののようですから、もしかしたら今度は政府がこのような民衆の反感を利用して,民兵を抑え込もうとした可能性も強いと思います。
この種の話には裏がいろいろとありそうで、初めから割りきるのは危ないな、と思っています。