東ベイルートで大きな爆発があったと言う第1報は昨夜お伝えしましたが、矢張り事件は政治的テロであったようです。
アラビア語メディアのネットはいずれも、アシュラフィーヤ地区での爆発は、レバノン治安局情報局長のwisam al hassanを狙ったもので、彼が死亡した他8名死亡し、数十名が負傷したと伝えています。
またこの爆発事件はハリリ元首相の爆殺以来、ベイルートで最大規模の爆発事件で、爆発後反シリア、親シリアの若者たちが、通りに出てきて、武器を携行し、周辺で道路を閉鎖しているとのことです。
爆発事件に関して、これまでのところ(と言うか今後とも)犯行声明は出ていませんが、ドゥルーズ指導者のジョンブラート及び爆殺されたハリリ首相の息子の元首相のハリリ等は、犯行はアサドによる、またはシリアの手によるものであるとして非難しているとのことです。
親シリアのヒズボッラーは事件の調査を要求すると声明した由。

暗殺されたwisam  al  hassan ハリリ元首相の爆殺事件を調査し、シリアの関与を示唆していた他、(確かこのブログでもご紹介しましたが)元情報相を爆弾密輸事件で逮捕し、それとのアサド大統領の情報・政治顧問の女性の関与を明らかにしていたと言うことで、シリア政府(少なくともその情報機関)から狙われていたとのことです。
と言うことで、状況証拠としてはアサド政権の関与が疑われるのは当然ですが、中東得意の陰謀史観からすればアサド政権を陥れるためのアルカイダ等による犯行と言う可能性も皆無ではないかもしれません。

いずれにしても、仮に事件がシリア政府筋によるものであるとすれば、シリアの情報機関等は国内でせっせと反政府派を殺したりしながら、未だ隣国でこれだけの作戦をする余力を有している、と言うことを示すことになります。
犯行が誰のものであれ、一つ確実なことは、これまでもシリア問題に巻き込まれて国内方々で衝突事件の起きていたレバノンが、この事件をきっかけに更に大きな混乱と国内対立を抱えることになることでしょう。
http://almayadeen.net/ar/news/lebanon-XgS8mGhXo0a3bqDvAIIYTQ/لبنان-إغتيال-رئيس-فرع-المعلومات-وسام-الحسن
http://www.alarabiya.net/articles/2012/10/20/244767.html
http://www.alarabiya.net/articles/2012/10/19/244697.html
http://www.aljazeera.net/news/pages/053dc30d-cd19-4011-902b-c02034cbe4c7?GoogleStatID=1
http://www.aljazeera.net/news/pages/053dc30d-cd19-4011-902b-c02034cbe4c7?GoogleStatID=1