寒さのため寝過ぎ、これから授業に行くので、一ことだけ。

11日カイロ等では反ムルシー、親ムルシーのデモが大統領官邸前、その他主要広場で行われたが、両者の大規模な衝突や死傷はなかった模様です。
一方、国防大臣は報道関係者、政治家が12日会合するように呼びかけた。これに関し、大統領府は呼びかけられたのは会合であって対話ではない、と語った由(いつの間にK政治から遠ざけられたはずの軍が、実質的にまた復活してきたような印象を受けます)・
国民投票そのものについては、報道が分かれていて、al jzeera net は司法官クラブ議長は、裁判官の90%h投票監視に参加しないと発言したが、選挙管理委員会は選挙監視に十分な裁判官を獲得したとしていると報じています。
これに対してal arabiya net の方は、選挙管理委員会メンバーの話しによると、選挙監視の為の十分な裁判官が確保できなかったので、ムルシー大統領は選挙を2段階に分けて、15日に続いて22日にも行うと決定したと報じています。
またワクフ省は投票はムスリムの義務であるとして国民に投票を呼び掛けた由。

取りあえず目についた報道は以上で、投票日の件については、オイオイ事実関係がより明らかになって行くでしょうが、それにしても国の最重要な法である憲法制定に関するこの混乱ぶりは、革命的混乱とでも称するものでしょうか?なにしろ、一時は偽草案とかやらが出回っていたとの報道もあったくらいです。
投票がどうなろうとも(予定通り行われるのか、その結果承認されるのか、賛成の割合は、投票が公正・透明に行われたのか、仮に否決されたら大統領はそのままとどまれるのか等)、この混乱の影響は尾をひき、今後のエジプトの政局は波乱含みで推移しそうです。
http://www.aljazeera.net/news/pages/349b25a1-651b-45c0-89b8-04e97df1e996?GoogleStatID=1
http://www.alarabiya.net/articles/2012/12/11/254544.html