中東の国境問題についてもう一つ。

経済が停滞いている欧州ですが、アフリカ、中東等からの不法移民の波は絶えないようで、EU各国政府、特に地中海に面した国にとって頭痛の種になっていますが、北アフリカでもモロッコ内に今も残るメリアとセウタは格好の密入国ルート(いったん入ってしまえばそこはスペインですからスペインへは合法的に渡れる)で、これまでも不法移民の利用者が絶えず、スペイン政府およびモロッコ政府にとって、頭痛の種で時々これら移民たちとの衝突が起きていました。
1日付のal qods al arabi net は、11日朝サハラ以南からの非合法移民(と言うことは黒人と言うことデショウ)が、メリアとの国境の障壁を越えようとして、モロッコ警備兵と衝突し、移民25名が負傷したと伝えています。
人権団体によると、今回の越境の試みは2013年に入って7回目の事件とのことで、これまでも1名死亡、多くの負傷者が出ているが逮捕されたものの多くは東のアルジェリア国境に追放されてきた由。
http://www.alquds.co.uk/index.asp?fname=latest\data\2013-03-11-19-54-38.htm