エジプト首相は同胞団の解散を提案しましたが、その関連で18日付のalqods al arabi net は「解散は解決ではない」との論説を掲載しています。
記事の要点は次の通りですが、エジプト政情を巡ってはアラブの見方、報道も完全に鋭く対立したものになっている(この点で18日付y net news は多くのアラブメディアが激しい同胞団非難を繰り返していると取りまとめています。監視のある方は下記のネットをご覧ください)こともあってか、情勢の分析にあたっては、非常に慎重になっていることが注目されます。
なお、良く知られている通り、このブログでよく紹介しているal azeeraとal arabiyaがそれぞれのスポンサーを反映して、反対の立場の報道をしているときに、このメディアは比較的中立的かつ客観的な報道をしていると思われるので(もちろん私の見解ですが)ご参考まで。

エジプトン危機解決に関する副首相の提案(非常事態の中止、総ての政治勢力の解決への参加、基本的人権の擁護)は首相や他の閣僚の反対に会うと思われる。首相は血にまみれた同胞団との妥協はあり得ないとしている。
この2の考えのどちらをとるかに、将来のエジプト及び中東の運命がかかっている。
確かに同胞団指導部は重大な計算違いをした。老齢の彼らは、エジプト革命後の新しい事態に新しい発想で対応することができなかった。
挙国内閣を作り、真の全面的改革を行い、国民の支持に応える代わりに、同胞団支持者及び旧体制支持者からなる政府を作り、地震が来ようとしていることに無知であった。
軍事、政治エリートは同胞団出身者が大統領選挙に勝利することを許したが、同胞団が議会、政府その他の期間を独占しようとしていることが明らかになるや否や彼らの支持は離れていった。
これら同胞団総ての過ちが、軍部(経済の重要なところを抑えている)などの陰の国家が、これまでのエジプトに戻ろうとする動きを加速させることになった。
しかし暴力的な大統領の転覆、エジプト社会に深い根を有している同胞団を完全に排除しようとすることは、これまでにない亀裂をエジプト社会にもたらした。特に今やすべてのメディア、言論機関等は、同胞団の誹謗、中傷に忙しく、クーデターの翌日から、昨日の大統領は敵(ハマス)の共謀者であり、同胞団はテロ集団で、アルカイダやタリバンと変わるところがないとされている。
中でも最大の誤りは2の広場の強制排除であった。
現在エジプトの軍事、政治エリートには2の選択肢しかなく、第3の道はない。
1の道はえっじぷと社会に深く根を下ろした同胞団の存在を認め、合理的かつ現実的な解決を模索することである。
もう一つは軍事的解決の道をひた走ることである。
この場合、しれがもたらす政治的、社会的、経済的傷は深く、絵尾の影響はエジプトにとどまらず、中東全域に及ぶであろう。
同胞団の解散は解決ではなく、エジプトを破壊させる深い傷をもたらすであろう。
http://www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-4419383,00.html
http://www.alquds.co.uk/?p=75558