11日のシリア情勢について取りまとめたところ次の通りです。本日も落ち穂拾いですが・・・

・シリアでは各地での政府軍の砲爆撃と戦闘で数十名が死亡した。
人権団体によれば67名死亡で、うち21名が自由シリア軍とのことである。
他方政府軍にも21名の死者が出た。
又アレッポのal bab 市の病院への政府軍機の爆撃で11名の死者と数十名の負傷者がでた(この数字が上記67名に含まれるのか否か不明)
http://www.aljazeera.net/news/pages/67750e02-446a-4b98-94cb-a1a590c2af19
・ダマスとその周辺では、激しい戦闘が行われており、自由シリア軍はヤルム―クで政府軍集結地を攻撃し、多数を死傷させた。
・ダラアでも激しい戦闘が行われており、atmanでは反政府軍は政府軍を制圧し、多数の武器を捕獲した。
・アレッポでは自由シリア軍が政府軍集結地に大砲、ロケットで攻撃をかけ、戦車4台を含む戦果をあげた。
又自由シリア軍は、その支配地域に「自由警察」を設置し、治安の維持と無法状態の取り締まりを始めた(アレッポ等反政府軍の支配地域で、治安の悪化と武装兵員の無法状態が報じられていたことへの対応でしょうが、イスラム過激派等に対してどの程度有効な治安維持ができるかが問題でしょう)
・ラッカでは第17師団内のsh列に攻撃をかけ、複数の車両を炎上させた
・例のマアル―ラでは、政府軍が広範な地域を奪還した。
http://www.aljazeera.net/news/pages/67750e02-446a-4b98-94cb-a1a590c2af19
・マアル―ラでは反政府軍の同地よりの撤退宣言にもかかわらず、まだ相当の兵員が残っていて、政府軍が攻撃している。
住民によれば、特にヌスラ戦線の兵士がキリスト教徒を十字軍と呼び、中にはムスリムへの改宗を強制しようとしたこともあった由。
・ヌスラ戦線の兵士がホムス近郊でアラウィ―派の家族12名を殺害した。
・タルトゥスではトルコマンの家族4名が畑作業をしている時に何者かに殺害された。
http://www.alquds.co.uk/?p=83146
・反政府武装グループ連合は、米国が反政府軍に殺傷兵器を供与し始めたと語った。米国は7月に兵器類の供与を決めていたが、好ましくないグループ(イスラム原理主義者)の手に渡ることを恐れて、殺傷兵器は提供してこなかったが、自由シリア軍の軍事評議会が供与物資の配布等を管理委、好ましからざる者の手に渡らないことが確実になったものである。
(このニュースは2〜3日前から散見されたが、今のところ具体的供与武器の種類や数量は不明)
http://www.alquds.co.uk/?p=83122
・アラブ連盟理事会は11日大使級会合で、シリアん化学兵器に関するロシア提案が実行されることを希望するとの最終コミュニケを発した。
http://www.alquds.co.uk/?p=83205
・クウェイト紙によると、数日前イランの軍事使節団が、秘密裏にロシアのプーチンと会談し、仮に米国がシリア攻撃を始める場合にはイランは総力を挙げて戦争に参加すると告げた由。
(事の性質上、このニュースの信ぴょう性は不明です。イランは、これまでもシリアに対する支持を維持すると警告してきて、米国に対する牽制としてこの様な情報を流している可能性も強いと思いますが、イランがシリア問題を巡り、米国に対しての全面戦争を覚悟したか否か、疑問です)
・国連のシリア人権委員会はその報告書で、7月15日までに確実な証拠に基づく、シリアにおける大規模な人権侵害は政府軍とソの民兵等が少なくとも8件、反政府軍が1件犯していると報告した(この中には時規定にダマス郊外での化学兵器使用は含まれていない)
http://www.aljazeera.net/news/pages/a492364d-2b90-4ba1-bc28-ddc1df516b08