シリアの反政府勢力内における「イスラム国家」の勢力の伸長に伴って、イスラエル等で「アサドは悪い選択の中で最も害の少ない選択」との見方が出ているとの報道は確か前にもお伝えしたかと思います。
要するにシリア内戦が、(アサドの目論見通り)アルカイダのテロリストとの戦いに転換しつつあり、それにともなって欧米諸国のシリア内戦に対する立場にも微妙はな変化が生じつつあると言う訳です。

その象徴的な出来事が起きているようです。al qods al arabi net はwall street journal を引用して、欧州の情報機関の要因がダマスを訪問してシリア政府とコンタクトしていると報じています。
このニュースについて、同じal qods al arabi net の別の記事は、シリア外務次官がBBC放送に対して、西側情報機関の複数ん責任者が、シリア政府と情報協力について協議するために、ダマスを訪れたと確認したと報じています。
またBBCnet もシリア外務次官が、西側政治指導者と情報担当の間には、相違があり、情報担当はシリアとの情報協力を求めていると発言したと報じてます。

勿論、情報機関同士の接触であれば、政治的立場の変更を意味するものではないとも言えそうですが、情報機関の問題であれ、政治指導者の了解なしでそのような動きができるはずはなく、西側諸国の立場に微妙は変化が現実に生じていることを物語るものと思います。

al qods al arabi net の報じる、西側情報機関とシリア政府との接触は次の通りです。
西側情報機関は、シリアで過激派に属している欧州のムスリムの情報を求めて、アサド政権と接触している。これは西側の大使が引き揚げてから最初のこの種接触である。
接触は、シリアで戦っている欧州の1200名の過激派に関する情報を求めてのもので、情報機関は彼らが欧州に帰ってきたらそれぞれの国で危険分子となると警戒している。
これらの接触はより広い外交面での接触を意味するものではないと言う。
しかし、アサドの敵はこの接触がさらに深まり、化学兵器の時のように、政権とのテロ対策協力に道を開くことを恐れている。
英国MI6の退役要員がまず最初に英政府を代表して、昨年夏ダマスを訪れた。
また独、仏、スペイン情報聴機関員が昨年11月より、ダマスでシリア政府ん責任者と話し合っている。彼らの往復路はベイルート経由である。
米国はそのような接触はしていないと言う。
すお絵院情報機関報道官は、スペインは過激派に関する情報をダマスと共有していると言うが、それ以上の説明は拒否している。
英独仏の情報機関はコメントを拒否した。
彼らが会ったシリアの責任者には、国家治安本部長のali mamlouk も含まれている。
彼らが求めている情報は、これら過激派が未だ生存しているのか、どの過激派グループに属しているのか、何処にいるのか等の情報である。

http://www.alquds.co.uk/?p=123441
http://www.bbc.co.uk/news/world-middle-east-25738178
http://www.alquds.co.uk/?p=123416