ガザではようやく72時間の停戦が実現したばかりで、今後被害の状況等はさらに詳しく判ってくると思いますが、イスラエル紙及びアラビア語メディアネットから、取り敢えず報じられている関連の数字、次のとおりご参考まで。
それにしても、今後仮に停戦が永続する方向に動いても、現在ガザでは電気も水も止まっていて、下水も殆ど処理できていない状況とかで、その再建には長い時間がかかるものと思われます。
賽ノ河原の話ではないが、昔レバノンが内戦等の大規模破壊からようやく再建されたと思ったら、イスラエルの攻撃でベイルートも含めて再度大きく破壊され、再建をやり直さ羽目になったことを思い出します。
・パレスチナ人の死者についてはパ保健省によれば1869名(AFPは1900を超えるとしている由)で、負傷者が9570名に達したとしている。
他方IDFによれば、パレスチナ人の死者は1768名(うち700〜1000名は『テロリスト」のよし。これでは一般住民の被害が少な過ぎると思われる、国連は死者の70%が一般住民としている)で、負傷者が9300名としている。
・他方イスラエルでは64名の兵士、3名の民間人が死亡。
・ガザの物質的損害については、取り敢えずは40〜60億ドルと推定されている。
・10690の家屋、141の学校が破壊され、5の病院が閉鎖された(これはイスラエル側の数字なので、実際にはさらに大きな数字となる可能性が強い)
・ガザから3356のロケットが発射された
内578はiron domeにより捕捉された
2572が野原に落下
119が発射失敗、ガザ内に落下
116がイスラエル人口集中地帯に落下
・IDFは32の地下トンネルを破壊した
・IDFは4760の目標を攻撃した
・82201名の予備役が召集された
http://www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-4555441,00.html
http://www.aljazeera.net/news/arabic/2014/8/5/شهداء-غزة-قرابة-1900-والكشف-عن-المزيد-من-الدمار
http://www.alquds.co.uk/?p=202432
それにしても、今後仮に停戦が永続する方向に動いても、現在ガザでは電気も水も止まっていて、下水も殆ど処理できていない状況とかで、その再建には長い時間がかかるものと思われます。
賽ノ河原の話ではないが、昔レバノンが内戦等の大規模破壊からようやく再建されたと思ったら、イスラエルの攻撃でベイルートも含めて再度大きく破壊され、再建をやり直さ羽目になったことを思い出します。
・パレスチナ人の死者についてはパ保健省によれば1869名(AFPは1900を超えるとしている由)で、負傷者が9570名に達したとしている。
他方IDFによれば、パレスチナ人の死者は1768名(うち700〜1000名は『テロリスト」のよし。これでは一般住民の被害が少な過ぎると思われる、国連は死者の70%が一般住民としている)で、負傷者が9300名としている。
・他方イスラエルでは64名の兵士、3名の民間人が死亡。
・ガザの物質的損害については、取り敢えずは40〜60億ドルと推定されている。
・10690の家屋、141の学校が破壊され、5の病院が閉鎖された(これはイスラエル側の数字なので、実際にはさらに大きな数字となる可能性が強い)
・ガザから3356のロケットが発射された
内578はiron domeにより捕捉された
2572が野原に落下
119が発射失敗、ガザ内に落下
116がイスラエル人口集中地帯に落下
・IDFは32の地下トンネルを破壊した
・IDFは4760の目標を攻撃した
・82201名の予備役が召集された
http://www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-4555441,00.html
http://www.aljazeera.net/news/arabic/2014/8/5/شهداء-غزة-قرابة-1900-والكشف-عن-المزيد-من-الدمار
http://www.alquds.co.uk/?p=202432
いつもながら的確なコメント有難うございます。
キブツに体験学習する欧州若者の数が減ったのは、一つキブツそのものの変化が大きいと思います。
ユダヤ人は長いこと欧州で所謂正業に就けない民族として、金融業等に携わってきましたが、矢張り額に汗して働くことが民族再生の重要なカギだとして始まったのがキブツ運動で、キブツでは基本的に共産主義的共同労働、子供の共同育児、共同炊事・食事等を通じて理想社会の建設が主要目的だったと思います。
ところが、キブツ自体が「資本主義化」して、外国人労働力に頼ることになり、青年がそんな所に行きたがらない、と言うようになり、そんな所に欧州の理想主義の若者が行くはずもありません。
昔からあったアラブ人の半ば自暴自棄の議論が、御説の人口問題で、どうせ人口増はパレスチナ人の方が圧倒的に上なので、イスラエルが全パレスチナを支配すれば、イスラエルは中からパレスチナ国家にならざるを得ない。戦争も駄目、外交も駄目なら人口で行くか!と言う訳です。
この問題があるので、イスラエルでもまともな人は政治的解決に熱心な訳です。
但し、この解決策の問題点は、当面イスラエルは益々右翼人種差別国家になって行き、一年をつうじて、「大イスラエル」では人権問題、人種問題が絶えず、それが重大化すると、国際社会もほおっては置けない、と言うことになり、現在の火種がさらに大きくなることです。
いずれにしてもその結果、所謂イスラエルと言うのはなくなるでしょう。個人的にはそんな極右のイスラエルが自滅することには何の同情も感じませんが、その過程でいやでも応でも多くの血が流れ、国連等で大騒ぎをするのは勘弁してほしいと思います。