kobaneを巡る一連の報道では、本当に何が問題で、何がどう動いているのか、良く判りませんでしたが(今でも良く判らないことは多い。特にエルドアン等トルコ政府の本心と言うか戦略など)、この点についてhurryiet netの2の記事がかなり背景を説明してくれそうで、興味があるので、要点のみ書いておきます。
要するにトルコの対クルド問題、クルド内政治等の問題が背後にありそうですが、仮にkobaneの情勢がアレッポに波及するようだと、トルコ政府にとっても深刻な問題になることは避けられないと思います・

・トルコ政府にとって北シリアで最大の関心の地域はアレッポである。
アレッポは現在、北部は自由シリア軍が支配しているが、南は政府軍とヌスラ戦線が分け合っている。ヌスラ戦線はISと対立していたが、最近は仲直りの兆候が見られる。
・トルコ政府はISがアレッポを掌握した場合には、大量の難民(現在トルコに居る難民と同じ規模の150万とも言われる)が流入する上に深刻な治安上の問題も生じると見ている。
・これがトルコ政府が飛行禁止地帯の設立を要求する理由で、シリア空軍の援護なしには、ISのアレッポ攻略は成功しないと見ている。(この部分報道のまま)
・kobane に対する救援部隊については、当初PYDが要求したのはトルコが武器を供給するか、pKK/pYD兵員であった。これはトルコが長年PKKと戦って来て、現にkobane の指揮官が悪名高いPKKのFehman Hussein (aka Bahoz Erdal)であるにもかかわらずであった。
・これに対してエルドアンは18〜19日の電話会談で、オバマに対して自由シリア軍かペッシュメルガであればトルコ領の通過を認めると回答した。
・PYDはこれを受け入れざるをえなかったが、当初提示されたペッシュメルガ2000名が、1500名に、さらに1350へ、500へ、200へと削減され、最終的には150となった。
これはPYDがその政治的指導権を失うことを恐れたからである。
・これに対して、アレッポの自由シリア軍によれば、既に200名の自由シリア軍がkobaneで戦っていて、更に200名が参加したとのことである。
・しかし、この点について30日イスタンブールで記者会見した、kobaneで戦闘している自由シリア軍の指揮官
は、新たに自由シリア軍を送る決定は間違いであると語った。
彼は現在アレッポ市は政府軍に包囲されており、その状況は危機的であると語った。
またkobaneでは(空中投下にもかかわらず)未だ新式の武器は受け取っていないとして、武器援助を要請した。
http://www.hurriyetdailynews.com/fall-of-aleppo-is-ankaras-real-concern.aspx?PageID=238&NID=73691&NewsCatID=409
http://www.hurriyetdailynews.com/aleppo-at-risk-after-fsa-fighters-were-sent-to-kobane-commander.aspx?pageID=238&nID=73683&NewsCatID=352