エルサレムでは、アルアクサ寺院への立ち入り禁止、ユダヤ人右翼の乱入事件等に引き続き、車を使ったテロ事件(hit and run )が相次ぎあり、緊張が高まっていますが(確かヨルダンは安保理に提訴したと思う)、y net news は、今回の事件に関する分析とともに、エルサレムでも両民族を分離する必要があるとの分析を載せています。
これは先日のエルサレムの実験(両民族の平和共存)は失敗したとの論説に次ぐもので、どの程度イスラエル国民の意見を反映したものかは不明ですが、確かにこれだけ事件が続くと、分離以外に道はないとの意見が出てくるのもうなづけるところです。
しかし、エルサレムで実際に分離が可能か否か、かなり疑問のある所です。
記事の要点のみ次の通り

「今回の騒擾は第3次インティファーダとでも呼ぶべきものだが、従来のものとは基本的に異なっている。
今回の騒擾は、テロ組織により、上から組織され、指令されたものではなく、日ごろの不満が高まっていたpレスチナ人に宗教的情熱が火をつけたという、個人の行動の様相が大きい。
従って、このような状況にある個人は何時、何処で、どういう手段でテロを行うかを選択することができ、これを阻止するのは極めて難しい。
もう一つの特徴はアッバス(パレスチナ暫定政府の議長)が中東和平問題で、自己に有利な解決に利用しようとして、事件をあおっていることであるが、それはハマスもその他のイスラム過激派も同じことである。
第3の特徴は、イスラエルの右翼、宗教過激派が、事件を大きくして、警察やIDFが強硬な弾圧手段を取らざるを得なくなる様にあおっていることである。
彼らは当局がパレスチナ人をアクサモスク地域から完全に締め出すことを求めているが、又口に出さないが、彼らを殺させることも目的としている。
その意味ではパレスチナ指導部とイスラエル過激派は同じ戦術をとっていると言える。
これに対して、パレスチナ人の死傷が増大し、中東全体が反イスラエルの嵐に覆われることを避けたい、政府は警察と軍に対して抑制された行動をとるように指示している。
このようなエルサレムの状況に比して、西岸の状況は極めて静かであるが、一つにはパレスチナ警察が監視を強めていること(これはイスラエル当局がエルサレムで行っていることと同じであるが、両民族が分離している西岸と比べて、混住しているエルサレムでははるかに困難な仕事である)と、道路を除くと両者が分離していることによる。
エルサレムを平成にするには、まず道路ブロックその他分離施設を要所要所に支給設置することと、同時に取り敢えずは強い姿勢iron fist でテロを取り締まることが必要である。但し、実行に当たっては慎重に行い、火を消そうとしたことが逆に火をあおる結果とならないように配慮する必要があることは言うまでもない。
またアクサモスクの周辺での礼拝は自由との建前も廃止する必要がある。
要するに両民族を分離し、両方の平和共存という幸せな幻想は捨てなければならないのである」
http://www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-4588534,00.html