サウディの新人事については昨日お伝えしましたが、al qods al arabi net は今回の、一連の人事はサルマン国王による第4サウド王朝樹立の試みともいえる、サウデイの近代化、強力化、サウド王朝継続のための政策であるとして、高く評価する記事を載せています。
昨日の今日で評価するのは、時期尚早の感も免れず、又第4王朝というのは、もち上げ過ぎの感がしますが、なかなかおもしろい記事なので、要点のみ次の通り。

なお、サウド第4王朝というのは、第1王朝がリヤド近郊ダラアイヤの豪族サウドが、厳格主義を報じる宗教家のアブドゥる・ワッハーブ(それゆえサウディなどの奉じる厳格な宗派がワッハーブ派と称される)と同盟を結んで、1744年第1次サウド王国を樹立し、その後トルコ及びエジプトにより滅ぼされたあと、第2次王朝が樹立されるが、周辺部族との対立や内紛等で滅び、1902年に現在のサウド王朝創始者のサウド王が少数の駱駝部隊を率いてリヤド城を奪還してから現在までが第3王朝と言われているようです。

サルマン国王の皇太子、及び副皇太子、新外相の任命は、27名に及ぶ大臣、政府高官の交替の一部で、これまで長年続いた政治、行政の停滞を一掃し、政府、行政の近代化、強化、の一環で、今後を見据えたサウド王朝の安定と長期継続を狙うもので、それはある意味で第4サウド王朝の始まりともいえよう。
サルマン国王は、過去のサウド王朝の崩壊が王族間の内紛や対立から生じたもんであることを承知しており、このため昨日の人事ではこれまでの伝統を破り、第3世代(注:サウド初代国王が第1世代、その後異母兄弟の間で国王を継承してきた世代・・サルマン自身も含む・・が第2世代、その次の世代が第3世代と言われる)の王族の中で最も有能なムハンマド・ビン・ナーイフを皇太子に任命し、まだ30歳にもならないムハンマド・ビン・サルマンを副皇太子に任命したが、彼の任命については伝統に基づき、王族の意見を求めたが、大多数が支持した。
また国王の目からすれば、王族であるとないとにかかわらず、最も優秀なものが政治、行政の責任を担うべきで、その典型例が新外相の(王族ではない)アーデル・アルジョベイルの任命である・
このことは大臣の罷免にも表れていて、住宅大臣は2月未満で更迭され、保健大臣にいたっては1月で更迭されている。
http://www.alquds.co.uk/?p=334176