制裁を解除されたイランが、その原油生産を増加させ、すでに歴史的な低価格にあえいでいる原油価格がさらに低下するのではないかとの見方が広まっていますが、al arabiya net (サウディ系)は「イランが石油市場を溺れさせようとしている」との記事を書いて、サウディの警戒をあらわにしています・
記事の要点は次の通りですが、石油関連情報は、日本のマスメディア等にあふれていると思うので、むしろそちらの方をご参照ください。

イランは18日、その石油生産を日量50万バーレル増やすことを命令したと発表した。これは制裁解除に伴ういらの石油政策に基づくものの由。
国際石油市場はすでに供給超過で苦しんでおり、油価も低迷しているが、それにもかかわらずイランは石油の増産に踏み切ったものである。
ブレント石油の価格は、ついに30ドルを切り、29・50ドルの値を付けたが、OPECでは2016根の世界の原油需要はさらに下がり、油価の更なる低下もありうると警戒している。
OPECの報告書では、2016年には需要の低下は66万b/dに達すると見ている。このためOPEC諸国の石油生産は12月には(注:石油の需要が多い時期)3218万B/Dに低下していた。
オマーン石油相は、同国としては今後10・5%程度の減産を考えていると語っている。
http://www.alarabiya.net/ar/aswaq/oil-and-gas/2016/01/18/إيران-تغرق-سوق-النفط-بضخ-500-ألف-برميل-يوميا-.html
石油がだぶついているこの時期に、イランが増産を決めたことは、石油の低価格にもかかわらず、これまで制裁で失っていたイラン原油の市場を回復しようとする政策かと思われ、原油市場への影響は大きいと思われる。
いずれにしても、石油問題については、専門のネットも含めて、情報は多いので、そちらの方を参照してください。