この2月にカイロで遺体が発見されたイタリア人研究者の事件については、その死亡にエジプト警察が関わった疑惑が生じ、すでにイタリア政府とエジプト政府との間での外交問題になっていますが(これまでエジプト検察当局はあらゆる資料は提供したとしているが、イタリア側は全く納得していない),al arabiya net はローマの民間TV局が28日、彼は行くへえ不明になった日エジプトの警察に監視されていたことが明らかになったと報じています。
これはカイロ発の情報によるとのことで、当時の携帯等からの情報を分析したところ、当日彼は地下鉄の駅に向かうときに5名の警官に付き添われてい他とのことです。その後行方が分からなくなりました。
この報道についてイタリア、エジプト当局ともコメントはしていないとのことです。
 http://www.alarabiya.net/ar/arab-and-world/egypt/2016/07/29/قناة-إيطالية-خاصة-الشرطة-المصرية-راقبت-ريجيني.html
イタリア筋によると、彼は共産党系の労働運動党とも関係があり、エジプトの左翼系労働運動を研究していて、エジプト当局からあれらに関する情報提供を迫られ、拷問の末死亡したということになっています。
エジプト当局は彼は犯罪グループに殺されたとして、その情報を提供したが、イタリア側が全く納得せず、現在まで関係がこじれている問題です。
何処か北朝鮮の日本人拉致事件のことを想起させる事件で、エジプトの人権に関する取扱いが問題とされている事件です