エジプトのムルシー前大統領は確か種々の容疑で裁判にかけられていたかと思いますが、22日イッテイハーディーヤ事件(確かイッティハーディーヤ大統領宮殿の前で、当時の大統領支持派と反対派が衝突した事件)について、エジプトの司法制度はややこしくて正確には知りませんが、破毀院とかいう最上級裁判所が20年の禁固刑を言い渡しました。
弁護士によると、この判決は最終的なもので、これ以上の上訴もできず、また刑の変更もない由。ムルシーにとって唯一の救いの道は、大統領による恩赦だけだが、シーシがするはずはないとみられる由。
また彼が大統領時代に、自分に与えた種々の経済利益(77万EP・・意外と少ないですね!)とエジプトの最高勲章ははく奪される由。
なお、エジプトのTV局で、このニュースを報じたときに、ムルシーを「大統領閣下」と呼んだ女性アナウンサーが逮捕され、警察の尋問を受けている由。
https://www.alarabiya.net/ar/arab-and-world/egypt/2016/10/23/إيقاف-مذيعة-مصرية-عن-العمل-بسبب-السيد-الرئيس-.html
https://www.alarabiya.net/ar/arab-and-world/egypt/2016/10/22/ماذا-يعني-قرار-محكمة-النقض-بتأييد-حبس-مرسي؟.html
http://www.aljazeera.net/news/arabic/2016/10/22/حكم-نهائي-بحبس-مرسي-20-عاما-بقضية-الاتحادية
これでムルシー前大統領その他のムスリム同胞団に対する裁判等が、取りあえず一つの扉を閉めることになったのか、今後とも問題はくすぶり続けるのか?どうも答えは後の方のような気がします
実は昨日お伝えした、エジプト軍准将の暗殺事件について、al arabiya net は本日の記事で、ムスリム同胞団系の組織である「革命旅団」という組織が犯行声明を出したが、彼らは8月にメノービア県で、警官2名を殺害した組織であると報じています。
但し、記事は同時に、この准将はシナイ半島で広範な過激派作戦に従事し、またガザとのトンネル撲滅作戦にも従事したとしているので、むしろアルカイダ系の犯行の可能性が強い気がしますが、もしかすると同胞団の過激派とアルカイダ組織との協力が進んでいる可能性もあるかと思います。
更にシーシ大統領が22日、エジプトの政府官庁、軍等の重要な施設に対する警備強化とテロに対する警戒の強化をもとめたとのことで、エジプトの治安は今後とも要注意でしょう
https://www.alarabiya.net/ar/arab-and-world/egypt/2016/10/22/السيسي-يطالب-بزيادة-تأمين-المنشآت-الحيوية-.html