南スーダンというと、そもそも中東ではなくアフリカ(ブラックアフリカというかサハラ以南アフリカというか)の国だし、そこの情勢が中東情勢一般には、ほとんど影響しなそうなので、またtくフォローしていませんでしたが、我が自衛隊のPKOも新任務を与えられたらしいし、時にはあそこの情勢もフォローしようかと思っています。
取り敢えず、2の記事を紹介しますが、何しろこれまで全くフォローしていないので、無知そのままだと思うが、その辺はご寛恕を・・・

一つはal qods al arabi net が報じるところで、南スーダンのサルバ・キール・マヤルディ大統領が、激化している暴力行為を治め、国家の統一を確認するための、国民和解の対話を宣言したとのことです。
彼は14日議会に対して、この対話を大統領として主催したい(確か内戦の一方の当事者が彼の部族のはず!)として、南スーダン政府はすべての会議参加者の安全を保障するとした由。
大統領は対話集会の時期や参加者については明らかにしなかった由

もう一つは、大統領派と争っている第1副大統領に関する、al jazeera netの記事ですが、それによると彼は現在南アフリカにいるところ、彼がゲスト(要するに自由意志で滞在し自由に行動できるのか)それとも軟禁状態にあるのかについて議論があるとのことです(もちろん南アフリカ政府は彼はゲストであるとしている!)。
記事によると、彼は内戦が激しくなったころに、今後に逃れ、現在は南アフリカに滞在しているが、東アフリカ開発機構は、南アフリカに対して、彼の出国を認めないように要請している由。
しかし、彼は出国し、帰国するために運動していて、2週間前にはエチオピア(アフリカ連合の本部のあるところ)に到着したが、エチオピア政府は彼の受け入れを拒否し、彼に対して飛行場で「ここに2機の航空機があるが、一機はジュバ・・南スーダンの首都・・行きで、もう1機は南アフリカ行だ。10分以内にどちらを選ぶかを決めろ」といかにももっともらしいことを書いています。
但し、南アフリカ政府報道官は、彼がその意思に反して、南アフリカに留め置かれていることを否定している由
http://www.alquds.co.uk/?p=644931
http://www.aljazeera.net/news/international/2016/12/14/مشار-ضيفا-محتجزا-في-جنوب-أفريقيا
取り敢えず、以上の通り、南スーダンの取り扱いはアフリカ連合でも悩みの種のようで、現在南スーダンに居る副大統領が帰国でもしたら、再度内戦が再発する可能性もあり、おそらく我が防衛大臣もかなりの綱渡りをしているのではないかという気がします。