ロシアとトルコの共同議長による、アスタナでのシリア和平会議については、未だまだ不透明なところが多く、どこで何がどう動いているのか良くわかりませんが、トルコ大統領府の報道官は13日、会議の日時はこの23日であることが確定したと発表しました。
それはともかくアラビア語メディアは、裏情報も含めて、いずれもこの問題を大きく取り上げているので、断片的ながら、取りあえず次の通り。中には時期尚早の情報や怪しげな情報もあるかもしれませんが、報道のまま・・・

・現在の最大の問題は参加者の問題で、その問題は反政府側の参加問題の他、米国と国連の参加問題がある(その他若干前にサウディの参加にイランが反対しているという報道もあったように思う)が、米国の参加問題については、13日トルコ外相がロシアも米国の参加に同意したと語った由。
しかし、同日ロシア大統領府報道官は、この問題については特に発言することはない、としてコメントを拒否した由。
他方、米国務省は、米国としてはあらゆる和平の試みを支持しており、アスタナ会議にも参加すべきと考えており、次期政権(20日発足予定)には参加の方向で検討するように期待していると語った。
但し、まだ招請状は受け取っていない由
・国連も参加に前向きだが、同じく未だ招請状を受け取っていない由。
・この点に関し、トルコは近日中に招請状が発出される予定としている。

・参加者の問題でより重要なのは反政府側の参加問題(政府側は何しろロシアとイランという大ボスが参加する会議だから、拒否できるはずはないし、また現在の力のバランスから言ったら、喜んで参加することになる)だが、この点についてal arabiya net は、反政府グループ(複数)は13日、複数の参加の条件を停止しいていて(最重要なのが停戦監視員の配置)、未だその参加問題はあいまいであるとしている。
・他方、al qods al arabi net は、アンカラで会合していた武装勢力は、これまでの参加の条件(停戦の順守とこれまでの安保理決議を基準とすること)を取り下げ、条件なしで参加することを決めたが、これらのグループはシリア北部で戦っている勢力であると報じている。
またこれらの筋はトルコが、ロシアのシリア民主戦線(クルド中心)の不参加同意と引き換えに、反政府連合の最高交渉団(前首相ヒジャーブが代表)が参加しないことに合意したとしている由。
この会議に参加していた一人は、12日夜トルコ情報局長が突然会議に現れ、トルコとしてはロシアとの間でアスタナ会議開催に、合意しており、早急に参加者名簿を決める必要があるとして、参加者に圧力をかけたと証言している由。さらに、その背景として、ロシアが反政府連合の交渉団の参加に反対しているのは、その大部分がイスラム主義者だからと思うが、参加することに同意したグループも多くがイスラム主義者であるとした由。
その後も賛成、反対で議論が沸騰したが、参加しなければ、トルコとの国境を閉鎖し、検問所も閉鎖し、トルコン事務所も閉鎖するとの警告が、大勢を決めた由。
http://www.alquds.co.uk/?p=659147
https://www.alarabiya.net/ar/arab-and-world/syria/2017/01/13/سوريا-المعارضة-تضع-شروطاً-للمشاركة-في-أستانة.html
http://www.aljazeera.net/news/arabic/2017/1/13/غموض-بشأن-مشاركة-واشنطن-بمفاوضات-أستانا