対IS戦争で、一番弱い輪がリビアで、リビアがテロリストや武器の周辺国への輸出基地になっていることは何度も報じられていますが、今度はモロッコで、ISの細胞が摘発されたところ、彼らは武器をアルジェリアを通過して、リビアからモロッコに密輸し、各種のテロを計画していたとのことです。
リビアについてはチュニジアが音頭を取って、近くアルジェリアとエジプトの3国首脳会議開かれることになっていますが、不思議なことにスヘイラート合意のできたモロッコが入っていません。
おそらくは西サハラをめぐるモロッコとアルジェリアの対立が、まだ尾を引いているのかと思いますが、伝統的にモロッコは最も親欧米の「頼りになる国」で、米国の共和党大統領の時にはいつも軍事協力などをしていた関係にあり、おそらくトランプ政権の策定している今後の対IS作戦にはモロッコの役割が含まれる可能性も強いかと思います。
もちろん最大の対象はリビアになりますが、リビアに関しては、あの3国(チュニジア、エジプト、アルジェリアだったかと思う)は、外部の介入反対などと表明していましたが、トランプ大統領は必要と考えれば、そんな声は無視しそうですね。
これから北アフリカもきな臭くなるのでしょうか?

al qods al arabi net の記事の要点、次の通り
モロッコの情報局長官が、29日の記者会見で、最近モロッコで摘発され、そのメンバー7名が逮捕されたISの細胞は、アルジェリアを経由してリビアから武器を密輸していたと語った。
同長官は、彼らは外交使節団、観光地帯、要人の暗殺等のテロを計画していたと語った。
彼によると、この組織の指導者はIS内のモロッコ人(複数)と連絡し、これらモロッコ人はテロのための武器の供与を約していた由。
押収された武器等は、夜間用眼鏡月の軽機関銃、けん銃、爆薬その他の化学薬品、爆弾製造手引き等であったよし。
またモロッコ内務大臣によれば、彼らはさらなるメンバーの勧誘も計画していた由
また2016年にモロッコで摘発された過激派の細胞は199にのぼり、そのうち1を除いてはいずれもISと関係がある由
http://www.alquds.co.uk/?p=666885