ロシアとトルコとイランが合意したシリアの安全地帯(武力行使低下地域とか種々の名前で呼ばれているようですが、ややこしいので安全地帯という名前にしておきます)に関しては、下記のような種々の問題があるようで、そもそもまだ実施段階には入っていないはずですが、シリア人権網は、6日以降、これらの地域では武力行使が目立って低減していると評価している由。
ただし、反政府軍は、政府軍がハマとダラア近郊で、武力行使を拡大していると非難しているよし。

・安全地帯は、将来のシリアにおける完全な停戦実現のための第1歩とされているが、その実施はまずはその地域の境界線を明確にすることから始まり、それができた後、6月4日(日)から実施されることとなっている
・安全地帯に含まれるのは、シリアの14県のうち8県で、その線引きを担当するのは保証国の3国である
・合意は、その場合でも即時停止されるのか否か明確ではなく、政府軍も反政府軍もその点明確な立場を表明していない。
・反政府代表は、合意が多くの点で明確ではないことに懸念を表明している。
・反政府派の軍事筋は、この安全地帯について種々の地図が流布しているが、すべてインチキで、これまでのところ保証国から地図なるものを示されていないとしている
・安全地帯には検問所、監視所等が設置される。合意によれば、これら検問所、監視所及び安全地帯の行政はこれら保証国が行うこととなっている
またこれらの国は、ISやアルカイダ系の過激派に対する戦闘継続のために必要な措置をとることとなっている由
http://www.alquds.co.uk/?p=715092
https://www.alarabiya.net/ar/arab-and-world/syria/2017/05/05/المعارضة-السورية-اتفاق-مناطق-خفض-التوتر-غير-مشروع.html
http://www.aljazeera.net/news/arabic/2017/5/6/قوات-النظام-تخرق-خفض-التصعيد-بريفي-حماة-ودرعا