確かこのところ2日連続して北シナイで、治安部隊がISとの戦闘で大きな損害を被り、大規模な掃討作戦を始めたことを報告しましたが、今度は本土での、治安部隊の大損害です。
アラビア語メディアは、20日ギザ県(カイロ県お隣)の南西でカイロから135km南西の砂漠地帯で、治安部隊が過激派と衝突し、警察士官複数を含めて少なくとも35名が死亡し、負傷者も出て、テロリスト側にも多数の死傷者が出たらしいと報じています。
警察士官の中には、准将、大佐、大尉等も含まれ、6名いる由(エジプトでは警察も軍と同じ階級呼称を使用している)だが、彼らの多くが警察の対テロエリート部隊に属する模様
記事によると、彼らはこの地点にムスリム同胞団系の過激組織が潜伏し、訓練しているとの情報で、捜索、掃討に向かったところ、待ち伏せを受け、RPGおよび道路爆弾で攻撃された由。
記事の中には、これはエジプト治安当局が被った最大の「歴史的」損失で、専門家の中には情報、バックアップ体制等多くの点で抜かりがあったのではないかと見ているものがいる由。
なお、現在までのところ、犯行声明はなく、専門家の見方もムスリム同胞団系とするものとISとするものがいる由
http://www.alquds.co.uk/?p=812018
http://www.aljazeera.net/news/arabic/2017/10/20/قتلى-من-الأمن-المصري-باشتباكات-في-الواحات
http://www.alarabiya.net/ar/arab-and-world/egypt/2017/10/20/14-قتيلاً-من-قوات-الأمن-في-مواجهات-مع-إرهابيين-بالجيزة.html

シナイ半島のみならず、エジプト本土の方でもこれまで度々テロ活動はあり、カイロでさえ要人の暗殺はあったが、ほゞ時期を同じくしてシナイ半島とギザで治安部隊に大きな損失が出るというのは、エジプトの治安維持能力に疑問を抱かせることになると思われます。