先にイスラエルとガザ(特にイスラム・ジハード団)との緊張激化についてイスラエル紙のネットから紹介しましたが、y net news はこの問題について2つの記事を書いています。
1はIDFが中部(テルアビブを含む)と南部にiron domeを配備したというものですが、もう一つは更に他の治安対策も報じています。
不思議なことに、本来ならイスラエルとパレスチナの緊張激化ですから、アラブメディアも挙ってイスラエルに批判的な記事を掲載するはずなのですが、気が付いた限りでは、本件に関する記事は見当たらないようです。
まさかイスラエルの宣伝情報とも思えませんが、取りあえず記事の要点、次の通り。

・イスラエルは、PIJ(パレスチナ・イスラム・ジハード)の報復の警告に鑑み、警戒態勢を挙げるとともに、必要な準備を始めた
・まず、対短距離ミサイル用のiron dome が中部、南部イスラエルに配備された。
・また地下トンネル妨害用の地下構造物の建設も、用心しながら再開された。
労働者は兵士が同伴しなければ作業をしてはならず、また狙撃兵等に対して十分注意するように指示されている・
・ガざとの境界の農民たちは、必要最小限の時にのみ、最大の注意を払いながら作業をするように警告された
・IDFはガザのハマスに対して、PILからの報復に対しては、イスラエルはより大きな力で答えるが、イスラエルの攻撃はPIJのみならず、ガザの治安維持に責任のあるハマスに対してもむけられるであろうと警告した
・これらの警告等にかかわらず、ガザの下水処理プロジェクト等パレスチナ民衆のための作業は継続されている。
https://www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-5042641,00.html
https://www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-5042897,00.html

先ほど気が付きましたが、その後al jazeera net は、iron dome の配備と境界での警戒態勢についての記事を載せました。
http://www.aljazeera.net/news/arabic/2017/11/15/الاحتلال-ينشر-بطاريات-القبة-الحديدية-ويتأهب-بحدود-غزة