難民問題はEUや米国(特にトランプ政権にとって)にとって、その国際関係上極めて深刻な問題になっていますがイスラエルも多くのアフリカからの難民、政治亡命希望者を抱え、どうやらテルアビブ近郊では、重大な社会問題にもなっているようです。
尤も、イスラエルのアフリカ難民問題は、特に新しいことではなく、これまでもエジプトのシナイ半島を越えて入ってくる難民を防ぐべく、エジプト軍が発砲し、多くの難民が死んだ事件が注目されたこともあったかと思いますが、いつも見ているアラビア語のメディアではあまり大きく取り上げられることもないために、継続的にフォローしてきませんでした。

然るところ、この問題はイスラエル内政上でも重大な問題になっているようで、確かネタニアフ政府は彼らをアフリカに片道切符で送り返すことにしたが、イスラエル最高裁判所が差し止めたため、国連UNHCR等とも協議してきた模様です。
その結果、どうやら国連の斡旋で、現在イスラエルに滞留しているアフリカ難民35000名のうち、約半数をUNHCRが協力してくれる欧州に入れ、残りの難民はイスラエルが引き受けることで、国連等との合意が成立した模様でした。
ところが、問題が機微なものであることもあってか、ネタニアフは連立政権内で、十分協議もしないで、合意を進めた結果、この話が外部に漏れだして、連立の右翼政党のみならず、ネタニアフの率いるリクードの中の右派議員も猛烈に反発し、ネタニアフは合意を反故にすると発表せざるを得rなくなった模様です。

子のイスラエル政府の態度豹変に対して、UNHCRは遺憾の意を表明して、この合意はイスラエルにとっても、難民にとってもwin win の関係になるとして、イスラエル政府に再考を求めた由。

このUNHCRの合意とは別に、どうやらネタニアフはルワンダとも協議をして、ルワンダがこれら難民を引き受ける(その見返りが何かは不明)合意ができかかっていた模様ですが、ネタニアフは3日米国の人権団体のnew israel fund(リベラル派のユダヤ系の団体か?)が、ルワンダ政府に働きかけて、合意を反故にさせたとして強く非難し、調査をすると声明した由
(確か、イスラエル建国前、パレスチナ委任統治者の英国は、当時のその植民地のウガンダにユダヤ人お国を作る計画を有していたが、シオニスト団体が反対して、保護になった歴史があるかと思います。ルワンダの話とはもちろん関係はないが、何故か昔の話を思い出してしまった)

https://www.haaretz.com/israel-news/.premium-pm-accuses-new-israel-fund-of-foiling-asylum-seeker-deal-with-rwanda-1.5975316
https://www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-5219006,00.html