アラビア語メディア及びhaaretz netは、12日行われたイラク総選挙で、選挙委員会が14日発表した第1次の部分的結果(約半数の開票結果)によれば、これまで強硬派とか反米派とか民族派とか言われてきた、サドル師の率いる、グループが第1党となる勢いを示していると報じています。

但し、彼のグループが圧倒的な勝利を獲得しているのではなさそうで、現在の情勢から行けば、シーア派の党が中心となって、合従連衡が行われ、連立政府ができることとなろうとしています。
その中で、サドル師のグループが連立交渉の中心になると見られているが、サドル師自身は立候補もしていないので、首相になることができず、誰か彼の意をくんだものの擁立を図るだろうと見られる由。
彼はテクノクラット政府を考えていると見られている由。

イラクの政治では、如何にしてスンニ派をも取り込んだイラク人全体の政府を構成できるか、イランとの関係をどうするか、腐敗や行政の停滞、再建問題等についてどう考えるかが問われているが、イランとの関係については、現在第2位につけているシーア派民兵の候補者とされるHadi al-Amiriがあるが、彼は米国とも良好な関係を有している由。

現首相のアバーディはニネべ県では健闘したが、その他の地域では3位とか4位で振るわなかった由。
またイラン大使は、選挙後のイラク政治へのイランの影響力の確立を狙い、選挙前から有力な政党と会合を重ねている由。

http://www.aljazeera.net/news/arabic/2018/5/14/ائتلاف-الصدر-يحقق-المفاجأة-في-انتخابات-العراق
https://www.alarabiya.net/ar/arab-and-world/iraq/2018/05/15/العراق-تغريدة-نارية-للصدر-وإيران-تتدخل-بتشكيل-الحكومة.html
https://www.haaretz.com/middle-east-news/iraq/iraq-elections-populist-cleric-al-sadr-emerges-as-frontrunner-1.6092074

どうせ選挙結果が決まってからでも連立交渉に、相当の時間がかかるかと思われ、まだ半分程度の開票結果で今後の動向を云々するのはいかにも時期尚早だが、上記メディアのいずれもサドル師のグループが1位につけていることに驚きというか大きな注目を寄せているので、取り合えず。