13〜14日の週末に大量の死傷者がでたのに、ナクバディの15日には一転して、極めて平静になったことについては、その背景が未だに良く分かりませんが、haaretz net  は、エジプト(さらにはカタール)が、イスラエルとハマスの間に立ち、事態の冷却化に努めたところが大きかったと報じています。

記事の要点は次の通りですが、実は先にハマスの政治局長ハニエがカイロを訪問した事、エジプトが(彼を通じてか?)イスラエルがハマス要人の暗殺を計画していることを通報したとのニュースは流れていたのですが、その事実関係や重要性が良く分からなく、しかも事態が流動的なために、書く機会を失っていました。

勿論、このhaaretz の記事の事実関係も良く分かりませんが、ガザ情勢がコントロールできなくなった場合に、大きな影響を受けるのはエジプトでもあり、その意味では非常にありうべきシナリオかと思います。

ガザ境界は16日週末に比して極めて平静である。
IDF(イスラエル国防軍)当局は、ハマスは暴力行為なしで如何に境界での抗議を続けるかを検討していると考えている。彼らは、週末の激しい動きは終わったと考えることを境界近くの住民につたえ、またIDFの部隊も衝突前の駐屯地に戻ったり、ルーティンの演習を行う等平常に復している。
状況の平静化は、エジプトとカタールがハマスとイスラエルの間でメッセージの往復をする等の活動でもたらされた。

13日にハニエはカイロに呼び出され、エジプト情報当局と会談し、エジプト側は境界でも抗議を取りやめる代わりに、ガザとエジプトとの検問所を開放することを提案したがハニエは拒否した。
双方は激しいやり取りをしたと伝えられる。

14日には境界線上で多数のパレスチナ人の死傷者がでたが、これを受けハマスは境界線上での緊張を大幅に緩和することを決め、15日には2名の死者が出たが緊張は大幅に緩和した。
尤も、ハマス側の武装兵がガザの北部と南部で銃撃し、イスラエル側は戦車砲で応えたが、死傷者は出なかった
その間エジプトはガザとの検問所を、これまでの2倍にあたる月10日間開放するとし、イスラエルもその検問所を荷物の通関のために開放した
ハマスは未だこの金曜日(18日)どうするかを決めてはいないが、IDFは18日の抗議は先週末に比し、はるかに小さくなるとみている。

次の大きな抗議デモは1967年戦争(5日戦争)の記念日であろう。
ハマスの指導者は、境界での抗議活動は、「民衆の抗議活動」レベルにとどめ、それ以上は激化させないことで、エジプト当局と合意している由。

https://www.haaretz.com/middle-east-news/palestinians/.premium-following-egyptian-intervention-israel-expects-a-quiet-friday-on-gaza-1.6095449