イラクの総選挙ではせっかく、新しいイラク政局の展望が描けるのかと期待されたのですが、その後不正選挙疑惑、議会による再集計決議、更にはバグダッドの投票所の火事(もっとも投票済み用紙等は無事だったらしいが)等の事件が相次ぎ、、イラク政局は混迷を深めているように見えます。
しかし、本日のアラビア語メディアからは次の通り、混迷から抜け出そうとの動きも見えます。
状況がはっきりするまでにはもう少し時間がかかるでしょう。
記事の要点のみ次の通り

・選挙で第1党となった、al sairun を率いるサドル師と、第2党となったal fatahを率いる、元シーア派民兵指導者al amryが12日、ナジャフで記者会見をして、新イラク政府を早急に成立させるために、両者のグループが合同の政治グループを結成することとしたとして、他の会派にも参加を呼びかけた。
(このうちサドル師はイランに批判的で、alamryは親イランとされているところ、この両者が中核となった政府となれば、イランとの関係に配慮しつつも、イランべったりではない政府ということになろうか…・イラク政治にとっては最も現実的な路線か?。しかし、先日発表された挙結果によれば、それぞれの議席数は54と47で、そうほうあわせても101で、全体の議席数の3分の1にも満たない。今後さらにどの程度の参加があるかがカギであろう)
・他方現首相のアバーディは12日、選挙結果の如何なる再集計にも反対であると表明し、選挙結果、不正選挙問題については、最高裁判所のみがこれについて判断する権限を有していると語った由。
https://www.alarabiya.net/ar/arab-and-world/iraq/2018/06/12/العبادي-سيتم-توجيه-اتهامات-لمن-حاول-تخريب-الانتخابات.html
http://www.aljazeera.net/news/arabic/2018/6/12/الصدر-والعامري-يتحالفان-لتسريع-تشكيل-حكومة-بالعراق