国連の安保理では,ガザにおけるイスラエル軍の過剰武力行使を非難するクウェイト決議案が、米国の拒否権で否決され、問題は総会に持ち込まれることになったことは、先に報告したかと思います。
この問題について、al qods al arabi net とy net newsは、13日(NY時間)イスラエルの過剰武力行使を非難するクウェイト、トルコ決議案が採決されることになっていると報じています。

そのうちal qods al arabi netの方は、米国連大使が、国連加盟国に対して、ハマスの行動を非難し、IDF非難決議に賛成しないように呼びかけたと報じています。
これに対してイスラエルのメディアの方は、米国は国連での作戦を切り替え、これまでの防御中心の作戦から、攻撃の作戦へ切り替えたとしています。
具体的には、クウェイト、トルコ決議案に対して、境界における暴力とハマスのロケット発射を非難する条項を付け加える修正案を提出したとのことです。
記事は、国連の手続き上、米修正案が先に採決されるが、この修正案が否決されれば(記事は否決は確実としている)、クウェイト―トルコ決議案が採決され、国連加盟国の構成からして、採択されるであろうとしています。
記事はこの点で、米としてはこれら一連の動きで、如何に国連が反イスラエルの偏見に支配されているかを暴露したい考えであるとしています
https://www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-5285754,00.html
http://www.alquds.co.uk/?p=953979

今回も採決の結果は、上記イスラエル紙ネットの予測通りになるでしょうが、何時ものことながら、関心は決議が採択されたか否かではなく、どのくらいの国が、それぞれの決議案を支持、反対、棄権するかだろうと思います。
おそらくは、どちらの決議案に対しても、相当多くの国が棄権し、トルコ等の決議案は採択、米修正案は否決ということになるのでしょうが(国連総会には拒否権はない)、その際最も注目されるのは欧州諸国(特に主要国)やその他の大陸でも指導的にある国の動向でしょう。
中露、アラブ諸国、イスラム諸国やラ米の小国等の動向はほぼ固まっていたり、影響力の無い国のもので、あまり参考にはならないかと思います
またこの点で、昨日のシンガポールにおける米朝首脳会議が各国で、高く評価されている(懐疑的な国は報じられたところではイラン位か?)ことが、今晩の国連総会での各国の投票態度に、どの程度影響するかも注目されます。