al qods al arabi net はカタール系のal jazeera 放送が、シナイ半島でのエジプト軍の対過激派(IS)作戦に関するユースを放映して数時間後に、エジプトの国防大臣が北シナイ半島を訪問したと報じています。
このal jazeera net は資料と映像と現地からの証言等を「迷路に入り込んだ戦争」と題して、まとめtものとのことです。
それによると、エジプト軍特殊部隊に属し、過激派掃討作戦に従事していた4名の将校が、ISに参加しととのことですが、その中の一人は兵舎が攻撃されているとの報告を握りつぶす等の利敵行為を行っていて、エジプト軍の情報がIS側に漏れていた可能性が強いとのことです。
そのこともあってか、2014〜2018年の間には、ISの治安部隊に対する攻撃は1000回にも上り、2000名の兵士等が死亡し、3000名が負傷した由。
国防相は、北シナイに到着すると、空港その他の重要施設を視察するとともに、警察と軍の協力関係は、極めてうまく行っていると強調した由。
なおエジプトでは複数のTV局、新聞(要するに御用マスコミ)がほぼ同じ内容で、如何に市内作戦がうまく行っているかと言う映像や記事を流した由
http://www.alquds.co.uk/?p=984628
確かにal jazeera net でもシナイ半島で、エジプト将校がISに参加したとの記事があった記憶がありますが、その時には将校の所が複数ではなく、単数になっていたかと思い、単発の事件だろうと思い、特に報告しませんでした。
しかし、エジプト軍の掃討作戦は、時々大きな戦果があったとしてテロリスト何名殺害などと言う記事は流れますが、大量の部隊、装甲車両や航空機等を動員した割には、どの地どの地域がISの支配地域から解放され、残るのはどの地域だけだ、などと言う記事にはお目にかかりません。
aljazeera(カタール系ですから、当然シーシ政権との関係は悪い)の放映直後に、(慌てて)国防大臣が現地に飛んだということは、よほど現地の状況が、御用マスコミの描く姿とは違ているので慌てたということではないでしょうか?
それよりも、もしかするとシーシの最大の権力基盤であるエジプト軍でも、一部の将兵ではあっても、過激派の影響が広まっている可能性があるということの方が重大でしょう(もちろん実情がどうなのかは不明)
何しろ1981年、当時のサダト大統領を暗殺したのは、イスランブリとかいう中尉(だったか?)に比切られたエジプト兵士(確かジハード団所属)達だったという前例もあり、エジプト軍がいくら国内で特別扱いを受けていても、完全に過激派思想から隔離されることは難しいだろうと思います。
今のところ、他の地域で軍の不穏な動きは聞きませんが・・・
取り敢えず