アルジェリアが20年間のブーテフリカ時代の終わりを迎え、今後どうなるかが中の腐れるということを連日お伝えしていますが、中東の反対側のオマーンでも支配者の後継問題が起きつつある模様です。

勿論どこまで正確な話かは不明ですが、確かスルタンは癌の治療もしており、このような心配が出てきても、おかしくはないかと思います。

al qods al arabi net は、仏le figaro紙を引いて、これまでオマーンの安定の柱(国内的安定はもとよりだが、イラン米国等も親密な関係にあり、イエメン内戦の政治的解決等地域問題でも、穏健かつ積極的な役割を果たしてきた)であったスルタン・カブスの後継者の問題が出てきているとしています。

記事によると、スルタンは現在79歳で、その治世は49年に及ぶが、彼は(確か首相兼任)でオマーンの政治で圧倒的な力を示してきたが、子供も居なく皇太子も居ないために、彼の後がどうなるかが深刻な問題になりつつあるとしています。
(そしてどこか昔の中国の清朝だったかの皇帝が宮殿の額の後ろに誰も見れない後継者の名前を書いた書簡を安置していた、と言う話を想起させる話ですが)スルタンは、マスカットの宮殿とサララの宮殿(夏の宮殿になるのか?)の双方の金庫に厳重に封印した書簡をしまっていて、それには後継者の名前が書いてあるとのことです。

スルタンに万一のことがあった場合には、王族間でその後継者を協議することになるが、協議がまとまらなければ、これら書簡を開くことになる由。
オマーン人はできればスルタンが生前後継者を指名することを望んでいる由。

また問題としては、多くのオマーン人が、サウディとUAEがオマンに対する野心を有していることだとして、昨年イスラエル首相ネタニアフが、モサド長官とともに突然オマーンを訪問したのは、スルタンとしてこのような事態の可能性に備え、イスラエルの協力を確保しておこうとの深謀遠慮があったとみられている由。