パレスチナ問題を議論するためのアラブ連盟外相会議は21日最終コミュニケを発しましたが、トランプの「世紀の取引」の発表がラマダン月後に延期になった所為か、心置きなく?これまでのアラブ側の原則的立場の羅列に終始した模様です。

トランプが矢継ぎ早に、従来の米政府の立場を変更し、イスラエル支持一辺倒に傾いているときに、このような原則論の羅列は、何処か世間離れした話のように見えます。

また、トランプの政策を支持しているサウディ、UAE、エジプトがこのようなアラブ外相会議の原則に臆面もなく賛成していることは、あえて言えばアラブ政治の偽善を感じるのは私だけでしょうか?

いずれにしても、「世紀の取引」発表の延期は、米、サウディ等親米諸国やその他のアラブにとっても、お互いに好都合な決定だったようです。
以下、アラビア語メディから。
  • アラブ連盟緊急外相会議はソマリア外相の議長(ソマリアは常識的にはアラビア語を話すアラブの国ではないが、そこがメンバーで議長を務めるというのも面白い)で21日に開かれ、最終コミュニケを発した。
  • コミュニケでは、パレスチナ問題は、2002年のアラブ首脳会議のアラブイニシティブ(当時のサウディ皇太子アブダッラーの提案による全面和平案)と国際法の原則、国際機関の諸決議に基づいて解決されなければならないと確認した。
  • コミュニケは更に、解決の要素としては、パレスチナ人の民族自決権の実現、1967年戦争前の領域でエルサレムを首都とした独立国家を有する権利、パレスチナ難民の帰還または補償の権利、逮捕者の釈放等が重要であると確認した。
  • またチュニス首脳会議で合意された、毎月1億ドルのパレスチナへの援助の継続を確認した。
https://www.alarabiya.net/ar/arab-and-world/2019/04/21/رفض-عربي-لأي-صفقة-لا-تضمن-الحق-الفلسطيني.html
https://www.aljazeera.net/news/politics/2019/4/21/%D9%81%D9%84%D8%B3%D8%B7%D9%8A%D9%86-%D9%85%D8%AD%D9%85%D9%88%D8%AF-%D8%B9%D8%A8%D8%A7%D8%B3-%D8%A5%D8%B3%D8%B1%D8%A7%D8%A6%D9%8A%D9%84-%D8%A8%D9%86%D9%8A%D8%A7%D9%85%D9%8A%D9%86-%D9%86%D8%AA%D9%86%D9%8A%D8%A7%D9%87%D9%88-%D8%A7%D9%84%D8%AC%D8%A7%D9%85%D8%B9%D8%A9-%D8%A7%D9%84%D8%B9%D8%B1%D8%A8%D9%8A%D8%A9