トランプが鼬の最後っ屁で、イラクとアフガニスタンから撤兵するとの話が、アラビア語メディアでも流れていましたが、現実化したところ、al jazeera net 等は、その発表にタイミングを合わせて、バグダッドの米大等の地域にロケットが撃ち込まれたと報じています。

関連報道次の通りですが、実はトランプの最後の置き土産として、米とイスラエルがイランの核施設を攻撃するとの話も流れていたところ、まさかイランがコロナ蔓延で気息奄々としているところを狙っての鼬の最後っ屁はないでしょうね?
イランの対空防空網が米空軍やIDFの最新機の攻撃には対抗できそうにもないことは事実ですが、これに対するイランの対抗措置は非対称戦術で、革命防衛隊やヒズボッラーを使って中東その他で米国のみならず、西側の権益を攻撃することになるのでしょう。
それにしても、トランプが未だ選挙敗北を認めず、ホワイトハウスに閉じこもっていて、新政権への引継ぎ業務も拒否している時に、コロナ対策での非協力ももちろんですが、国家安全保障面での勝手な振る舞いは、米国のみならず世界中が大迷惑ですね

・米国防長官代理は16日、アフガニスタン及びイラクからの米軍撤退を発表した。
アフガニスタンからは2000名イラクからは500名の撤退で、その結果来年1月にはどちらの米軍も2500名となる。
・この決定に対し、米国内でも特にアフガニスタンで、タリバンが、真剣に停戦に応じようとしていないときの一方的撤退は、米側の交渉立場を弱めるだけで、アフガニスタンの状況は更に悪くなるとの批判が強い由
NATO事務局長も、この時点での一方的撤退の代償は高いと警告した由
・他方イラクでは、発表と時を同じくして、大使館や役所等の集中しているバグダッドの所謂グリーンゾーンに10発のロケット弾が撃ち込まれ、うち4発が米大周辺等に着弾した由、
人的被害はなかった模様  勿論米軍撤退の発表との関連は不明
(イラクに駐留する米軍は、イラクのみならず、シリアにおいても有志連合の核として、ISとの戦いに従事しているところ、最近シリア平原等でISの活動が再活発化して、ロシア空軍や政府軍と並んで、米軍も特にシリア・イラク国境方面での空爆を強化していたところ、突然の米軍撤退はISとのテロ戦争にも影響があるであろう)
https://www.alquds.co.uk/%d9%82%d8%b5%d9%81-%d8%b5%d8%a7%d8%b1%d9%88%d8%ae%d9%8a-%d9%8a%d8%b3%d8%aa%d9%87%d8%af%d9%81-%d8%a7%d9%84%d8%b3%d9%81%d8%a7%d8%b1%d8%a9-%d8%a7%d9%84%d8%a3%d9%85%d8%b1%d9%8a%d9%83%d9%8a%d8%a9-%d9%81/
https://www.aljazeera.net/news/politics/2020/11/17/%d8%a7%d9%84%d8%a8%d9%86%d8%aa%d8%a7%d8%ba%d9%88%d9%86-%d9%8a%d8%a4%d9%83%d8%af-%d8%ae%d9%81%d8%b6-%d8%a7%d9%84%d9%82%d9%88%d8%a7%d8%aa-%d8%a7%d9%84%d8%a3%d9%85%d9%8a%d8%b1%d9%83%d9%8a%d8%a9