中東の窓

長年、日本の外交官として中東に深く関与。中東から見た国際関係を日々発信するブログ。

クウェイト

クウェイトの対レバノン抗議

先ほどは2つほどヒズボッラー関係の記事を書きましたが、これもヒズボッラー関連です(特にヒズボッラーを目の敵にしている訳ではないが、どうしたことか、本日は彼らの活動が報道されるのが多いだけのこと)。

al  qods al arabi net は、クウェイトがレバノン政府に対して、ヒズボッラーの活動に関して、公式の抗議をしたと報じています。
それによるとレバノンのクウェイト大使が21日、レバノン政府に対して、ヒズボッラーの無責任な活動に対する抗議の口上書を手交したと確認したとのことです。
この抗議は、先にクウェイトがイラン外交官15名を国外追放にした事件と関連しており、ヒズボッラーはクウェイト内でイラン革命防衛隊の指示と資金等で、UAEで破壊活動をするためにシーア派活動家の軍事訓練をし、武器を供与したとのことです。
そして事件の首謀者に対しては18日無期懲役、その他のものに対しては5〜15年の懲役刑が言い渡された由(確か彼らはイランに逃亡していて、欠席裁判のはず)
http://www.alquds.co.uk/?p=757895











イラン外交官の追放等(クウェイト)

最近のカタール問題とは直接関係はないと思いますが、アラビア語メディアはクウェイトが、イラン外交官5名を国外追放し(その結果、イランの在クウェイト外交官は14名から9名に減る)、彼らに48時間以内の退去を求めたと報じています。
クウェイトは更に文化アタッシェ事務所と武官事務所を閉鎖し、またその他の技術使節団も閉鎖し、全ての合同委員会を停止したとのことです。
但し、一部のイランメディアが報じているが、イラン大使の追放については、これを否定している由。
このような措置に対して、、イラン外務省は20日クウェイト臨時代理大使を招致し、抗議した。イランとしても同様の措置を取る権利を留保すると通告したとのことです。

記事によると、どうやらこれらの措置はいわゆるal abdali事件とやらに関係するもののようですが、事件はクウェイトのal abdaliというところで多数の武器や爆発物等が発見され、クウェイト人16名とイラン人1名がクウェイト内で破壊工作を計画しているということで逮捕され、有罪判決を受けたが、そのうちの14名は快速艇でイランへ逃亡したものの由。

http://www.alquds.co.uk/?p=756976
http://www.alarabiya.net/ar/arab-and-world/gulf/2017/07/20/الكويت-تغلق-الملحقية-الثقافية-الإيرانية-وتخفض-الدبلوماسيين.html

湾岸諸国では、これまでもイランの組織するスパイ網、破壊活動網が摘発されるというニュースは随分ありましたが、いちいち報告するほどのこともなかろうというので、報告もしてないものが大部分ですが、今回のように正面切っての外交問題となった以上取りあえず報告しておきます。
今後イランはどのくらい「報復」をするのでしょうか?

湾岸の酷暑

1392[1]先ほどは、イラクで49〜51度の猛暑が記録されたと報告しましたが、上には上があるもので、クウェイトでは、首都クウェイトで50度、内陸の砂漠地帯では52度にもなったとのことです。
この気温上昇は、インドからの熱風の影響とかで、町はあたかも砂嵐のようだったとのことです(写真)
京都が暑いとか言って文句を言っていたら叱られそうですが、やはりここでもそろそろ、蒸し暑くなってきました。ぼけ老人にはつらい季節がやってきたみたいです。
http://www.alquds.co.uk/?p=745775

カフジ油田の操業再開?

いやあ、懐かしい名前が出てきました。

クウェイトの石油大臣は、環境問題のために操業を停止していた、サウディとの2つの合同油田(カフジとal wafra)について2月以内に、再開できることを希望していると語ったとal qods al arabi net が報じています。
このうちカフジ油田は30万b/dの能力があるが、環境問題の懸念から2014年10月から操業を停止していた由
http://livedoor.blogcms.jp/blog/abu_mustafa/article/edit
このカフジ油田は、その当時サウディとクウェイトの中立地帯の沖合にあり、日本のアラビア石油が海底油田を掘り当て、初の日の丸原油として知られていました。
その後湾岸戦争のときには一時イラク軍に占拠されたりしたかと思いますが、アラビア石油はその後も操業を続けていたが、2003年だったかに最終的に撤退していたと思います。





アラビア半島におけるテロ

バングラデシュのレストランでのテロ以来、バグダッドの大規模テロとIS]からみのテロの話ばかりで恐縮ですが、サウディ、とクウェイトにおけるテロのニュースをまとめて・・・
そのうちクウェイトはIS関連ですが、サウディの方はまだ背後関係は不明です。
双方の事件の間に関連性はなさそうですが、とりまとめて・・・

・4日早朝、サウディのジェッダ(紅海に面した港町で、メッカへの入り口)にある米国総領事館の前で、男が自爆した。
彼は総領事館に入ろうとしたところを警備に阻止され、自爆したもので、事件で警備の兵士も1ないし2名が負傷した模様。
また米領事館員2名も負傷したとの報道もある由。
・クウェイト通信によると、クウェイト内務省は、ISのメンバーがクウェイトでテロを計画していることを察知し、これを阻止するとともに関係者を逮捕した。
内務省によれば、彼らはクウェイト国内で3件のテロを計画していたが、クウェイト内外で関係容疑者を逮捕したが、彼らはISのメンバーの由。
http://www.alquds.co.uk/?p=560577
http://www.aljazeera.net/news/arabic/2016/7/4/انفجار-قرب-القنصلية-الأميركية-بجدة

livedoor プロフィール
最新コメント
記事検索
  • ライブドアブログ