中東の窓

長年、日本の外交官として中東に深く関与。中東から見た国際関係を日々発信するブログ。

ロシア

シリア情勢(風刺画)

166c5df8-b9b5-43f8-b4a1-14c110298c7c[1]シリアに関する風刺画でしょう。
右上には、シリア、2017年出来事とあり、真ん中のヒョロヒョロしたアサドをロシアとイランが支えている画像です。
まあ、確かにこの通りだったかと思いますが、特にロシアの強力な支援があり、いまではアサドも力と自信を取り戻しているのではないでしょうか?
http://www.aljazeera.net/news/caricature/2018/1/14/كاريكاتير-حصاد-سوريا-2017






イドリブ情勢(ドローンのロシア基地攻撃等)

ロシアのhamimim 空軍基地に対する10機のドローンによる攻撃は、どうやら実害はなかった模様ですが、なかなか大胆な作戦でした。

・この作戦の後ろには米国がいるとかの噂もあったかと思いますが、al  arabiya net は、ロシア通信によるとロシア国防省が12日、ロシア軍は昨年12月31日に同空港を臼砲で砲撃した過激派をイドリブで殺害したと発表したと報じています。
さらにロシア国防省は、イドリブの過激派のドローン倉庫をも破壊したとしている由。
(ただし、報道では、過激派とは誰をさすのかは不明・・イドリブということでアルカイダ系の旧ヌスラ戦線のことか?)
・他方、hurryiet net は、プーチン大統領が、ロシア基地に対する攻撃について、背後に煽動者がいることは知っているが、トルコではないと語ったと報じています。
プーチンは、ロシアはこの攻撃に貯めに資金提供したのが誰で、具体的な資金の額も知っているとした由
(ただし、それがだれで、金額がいくらか等には触れなかった模様。もしかするとロシアに恨みを抱くコーカサスの過激派のことか?)

他方トルコ大統領と首相は、イドリブに対する政府軍攻撃は、大量の難民を(トルコに)送り出すことになるとの懸念を表明し、イランとロシアに対して改めて、政府軍を抑えるように要求した由。
エルドアン大統領は更に、場合によっては2年前の「ユーフラティスの盾」作戦と同様の軍事作戦が、シリア南部においても必要になるだろうと警告した由。
http://www.hurriyetdailynews.com/turkey-not-behind-attack-on-russian-bases-in-syria-putin-125608
https://www.alarabiya.net/ar/arab-and-world/syria/2018/01/12/القوات-الروسية-تدمر-مخزونا-من-الطائرات-المسيرة-بإدلب.html










シリア情勢

このブログでも連日報告していますが、シリアでは政府軍とロシア軍の、ダマス近郊のゴータに対する空爆が激化していますが、合わせて政府軍のイドリブにおける攻勢が続いています。
さらに、ロシアの空軍基地hamimim がドローンの編隊に攻撃されたうえに、イスラエル機と地対地ミサイルがダマス近郊の武器庫を攻撃する等、まさにシリア西部、北西部は、各種勢力の紛争の場となりつつある感じがします。
シリア西部の状況について、若干の追加情報など次の通りです。

・イドリブでの政府軍の作戦に関し、トルコ外務省は、9日ロシア及びイラン大使をそれぞれ承知して、アスタナでの停戦合意に反し、穏健反政府軍を攻撃していて、来るアスタナ会議を難しくするものだとして、その作戦の中止を要求した由。
(ロシアとイランの反応については不明だが、もしかするとトルコは昨日推測した「イドリブとmanbij ,afrinとの交換取引」に応じたが、アサド軍が予測以上のスピードと激しさで攻撃を続けているので、両国に裏をかかれたと感じているのかもしれない。もちろんこれも単なる推測だが)
・イドリブでの空爆で21名が死亡した(その日時等は不明)が、シリア人権監視官は、攻撃したのはロシア機だとしている
・政府軍と同盟の民兵(ヒズボッラーのことか?)は、イドリブ東部のabu aldhhour 空軍基地から5卉賄世泙播達した(確か昨日の情報では12km地点だったかと思う)

・ロシア空軍のhamimim 基地に対するドローン編隊の攻撃について、ロシア国防省は米国が関与している可能性を示唆した。
同国防省は、米国が攻撃については何も承知しないとしている反面、使われた機体とノウハウはマーケットで購入加入なものだとコメントしたことに懸念を表明し、精密誘導と空爆をする性能を持つモデルの輸出はどの国でも輸出許可が必要なものだとして、(米国の名前は出さずに)外国が関与した可能性があると主張した由
また攻撃の前には米軍の偵察機が上空に飛来していたとした由。

・9日ダマス近郊のゴータ地区では、政府軍とロシア軍の激しい空爆、砲撃が続いていて、この日児童10名を含む25名が死亡した。
シリア人権監視官によれば、負傷者は80名に上る由

・イスラエル軍の空爆等について、イスラエルは公式のコメントをしていないが、ネタニアフ首相は、イスラエルはイランが新式兵器をヒズボッラーに供与させない政策をとってきたと述べた由。
http://www.alquds.co.uk/?p=858201
https://www.alarabiya.net/ar/arab-and-world/syria/2018/01/09/مقتل-15-مدنياً-في-قصف-للنظام-على-الغوطة-الشرقية.html
http://www.aljazeera.net/news/arabic/2018/1/9/روسيا-تلمح-لتورط-أميركا-بهجوم-على-قاعدتيها-بسوريا
https://www.alarabiya.net/ar/arab-and-world/syria/2018/01/09/تركيا-تحتج-لروسيا-وإيران-بسب-استهداف-النظام-لإدلب.html
http://www.hurriyetdailynews.com/turkey-summons-russian-iranian-envoys-over-syrian-regime-strikes-in-idlib-125487





















ロシア軍基地に対するドローン攻撃(シリア)

シリアのhamimim 空軍基地に対するドローンによる攻撃についてはこれまでロシア国防省からの確認はありませんでした。
またどこからも犯行声明もなく、その残骸とされる写真を見ても、あまりに粗末なちゃちいもので、攻撃の事実そのもの、及び仮に事実として、誰がどこから飛ばしたものか、不審に思っていました。

然るところ、アラビア語メディアは、ロシア国防省が8日、hamimim 空軍基地とタルトゥス海軍基地に対する攻撃を認めたとのことで、それによると10機のドローンが空軍基地を、3機のドローンが海軍基地を、爆発物を積んで攻撃したとのことです。
(当初アラビア語の記事でドローンの編隊と書いてあったので、「まさか嘘でしょう!」と思っていましたが、13機と言えば立派な編隊ですね)
国防省はまた、13機のうち7機が破壊され、うち5機はロシア軍が捕捉したとしている由(破壊された残りの2機は政府軍によるものでしょうか?また残りのドローンは逃走したのでしょうか?)
さらに同省は、攻撃により人的、物的被害はなかったとしている由。
但し、攻撃の事実はロシア軍を困惑させているとのことで、そもそも何者が発射したものかも不明ですが、シリア人権監視官は、ラタキア近辺で活動しているイスラムグループであろうとしているが、具体的な組織名は上げていない由。
また背後に米軍がいるとの説もある由。
またタイミングも興味のあるところで、その点に関しては、現在進行中の政府軍によるイドリブへの攻撃と関連していると思われる由。
http://www.alquds.co.uk/?p=857547
https://www.alarabiya.net/ar/arab-and-world/syria/2018/01/08/سوريا-هجوم-على-قواعد-عسكرية-روسية-بطائرات-مسيرة.html
それにしても昨年末、hamimim基地が、旧ヌスラ戦線等により砲撃され、ロシア兵に死者が出、また航空機もかなり破壊されたとされる直後のことで、ロシア国防省もこの攻撃を認めるか否か、、認めるとして、どう発表するのか躊躇していたのかと思われます。
しかし、それにしてもあのような手製の粗末なドローンでも13機も一緒に飛ばせば、それに対する対応でロシア軍側の方も追われることになるし、またまたtく被害がなかった否かも、事実関係は不明で、反政府軍(どこの組織化は知りませんが)も上手いことを考えたものです。
いずれにせよ、ドローンによる攻撃というのは米ロシアなどという、軍事先進国だけの戦術ではなくなったわけです。










シリアのロシア軍基地に対する攻撃

先日はラタキアのhamimim基地に対する攻撃のことを報告しましたが、どうやら6日夕にも同基地に対する2回目の攻撃があった模様です。
今回はドローンの編隊(と書いてあるが、何機なのかは不明。アラビア語からは3機以上の編隊と読めるが…)による攻撃とのことです。

これはal qods al arabi net とal arabiya net の報じるところですが、ロシア国防省とかシリア政府がこれを認めている訳ではなさそうなので、事実関係は若干不透明ですが、仮に事実とすれば、シリア内戦では複数のドローンを使って近代的な防空体制を誇る空港が攻撃されたことになり、今後の中東における軍事的な情勢をも大きく変える可能性がありそうです。
但し、問題は、その様な攻撃をしたのが誰か不明なことで(常識的には反政府軍、特にヌスラ戦線ということかと思うが、今のところ何処からも犯行声明は出ていない)、また攻撃のできるドローンがどこで作られた物かも不明なことです。
ということは、もしかするとガサネタという可能性も否定できませんが、ロシア軍も含めた現地の関係者は、ドローンによる攻撃を認めている模様で、無視もできないということで、記事の要点のみ次の通り。


al qods al arabi net は、ラタキアのhamimimロシア軍空軍基地が6日夕、複数のドローンによる攻撃を受けたと報じている。
反政府派の複数ソースは、複数のドローンが爆弾を抱えてhamimim基地に向かい、基地上空ではドローンと防空網の戦闘が行われた
同基地のロシア軍公式報道官も、基地に対する攻撃を認めた由。そして基地の公式ネットで、基地の安全を危うくした犯人は、このような行為に対して厳しい対価を払うことになろうとした由。
政府軍に近い筋は、ロシア軍及びシリア軍防空網がシリア海軍の支援も受けて、北方のイドリブ方面からhamimim 基地に来襲したドローンを撃退したとしている由。
同筋は更に、現在までのところ、人的被害の有無、および基地の航空機や機材に対する損害については不明としている由
なお、ロシアマスコミは同基地は1日夕にも攻撃を受け、複数の航空機が損傷し、複数の人員が負傷したと報じている由。

他方al arabiya net は、シリア人権監視が、hamimim 基地が6日夕遠方からのドローンによる攻撃を受けたと語っているが、損害の有無等については触れていないと報じている。
これは1日のドローンによる攻撃に次ぐ、2回目の攻撃になるが、最初の時にはドローンはアサドの生地カルダハとラタキアのhamimim 基地とjabla山地を攻撃目標とした由。
ラタキアの現地筋もこの攻撃はドローンによるものとしているが、アサド政府とロシア軍は砲撃によるものとしている由。
http://www.alarabiya.net/ar/arab-and-world/syria/2018/01/07/صفارات-إنذار-وقنابل-مضيئة-بقاعدة-روسيا-الجوية-في-سوريا.html
http://www.alquds.co.uk/?p=856501
















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