中東の窓

長年、日本の外交官として中東に深く関与。中東から見た国際関係を日々発信するブログ。

カタール

カタールに対する封鎖(ラクダの受難)

441[1]カタ^ルとアラブ4国の対立確執は今のところ収拾の見通しは立っていないようですが、4国のカタール封鎖の影響は動物にも及んでいるようです。
al jazeera net (カタール系)は、封鎖のためにUAEで立ち往生していた、競争ラクダ18頭がオマーン経由でカタールについた(写真)と報じています。
記事は、封鎖前にサウディ領内で飼育されていた、カタールのラクダや羊やヤギがサウディから放逐されることとなり、今後順次カタールに到着する予定とのことです
足止めのために餓死などと言う悲惨な話でなくてよかったのですが・・・・
http://www.aljazeera.net/news/arabic/2017/8/20/وصول-180-من-الإبل-القطرية-كانت-عالقة-بالإمارات





カタール問題(風刺画)

9be31e49-8943-42a0-aa01-67988f4c0c9b[1]カタール問題に関する風刺画です。
アラビア語は、「お前との対話の条件はイランとの関係断絶だと言っただろう」とあります。
イラン人と抱擁(仲良くして)いるのがクウェイトかどこかよく解りませんが、その様子を見て驚愕しているのはカタールでしょう
まあ、目くそ鼻くその類ですが、面白い風刺画なので、ご参考まで
http://www.aljazeera.net/news/caricature/2017/8/3/كاريكاتير-حصار-قطر

トルコ・カタールの軍事協力

カタールとアラブ4国の対立関係が早期に解決しそうもないことは昨日報告しましたが、al qods al arabi net は、トルコの最新型フリゲートがカタールに到着し、合同演習に参加する予定と報じています
それによると、これまで6波のトルコ軍がカタールに到着し、さらに7波目も到着の予定で、これらのトルコ軍に加えて31日に到着したトルコで最新のフリゲート艦jokofaが参加した、一連の合同演習、訓練がカタールの領海や海軍基地等で行われることになる由。
http://livedoor.blogcms.jp/blog/abu_mustafa/article/edit

まあ、湾岸諸国とカタールの対立が軍事衝突にまで発展することは、予測されてはいないところ、これだけトルコがカタールに軍事的プレゼンスを増している以上、正しく軍事的な衝突はないということでしょう。
更に興味あるのは、カタールの国防担当国務大臣が、米国の空母ニミッツを訪問したというニュースで、これも米国の立場からすれば、米国はカタールと4国の対立に対しては完全に局外に居るという意思表示でしょう。

http://www.alquds.co.uk/?p=763322

カタール問題(マナマ会議)

先に報告の通り、カタールと断交したアラブ4国は29,30とマナマで外相会議を開いていましたが、どうやら会合は新しい提案とかはなく、先にカタールに要求した13項目の実施を更に要求していくことを確認した模様です。
さらに、会議後の記者会見で、エジプト外相は、カタールの4国要求に対する回答の期限はつけられていないとして、カタールに対する4国の断交措置が長引くことを示唆した模様です。
なお、会議後の記者会見等をつたえるal arabiya net (サウディ系)の記事の表題には、4国は更にカタールに対する追加的措置をとる可能性があるとしていますが、本文中には詳しい説明は見当たりません。
また、バハレン外相は、4国が受け入れる調停はクウェイトのものだけであると語った由(この意味がトルコとか米国務長官の調停は受け入れない、という意味か否かは不明) 
http://www.alarabiya.net/ar/arab-and-world/gulf/2017/07/30/وزراء-خارجية-الدول-الـ4-يبحثون-في-المنامة-أزمة-قطر.html
http://www.alquds.co.uk/?p=762717
その他、カタール巡礼者の受け入れ問題で、サウディとカタールの間で確執があるやで、サウディ外相は巡礼者の受け入れその他の手続きを国際化しようとのカタールの意図を非難したとのことです。
これに関してカタール政府はそのような意図はなく、カタール政府の誰もそのような発言をしていないと否定し、サウディの情宣を非難した由。
もし記憶に間違いなければ、イラン革命後、イラン巡礼者がメッカでホメイニ革命を唱道するデモを行い、サウディ官憲と衝突し、100名以上の犠牲者が出た事件があったかと思うが、その後イラン政府は一時巡礼者の受け入れ、保護等の一連の任務はサウディ政府ではなく、国際的なイスラム機関が行うべきであると主張して、、サウディと鋭く対立していた経緯があったかと思います。
その意味で、巡礼の国際化はサウディにとってred line の問題で、仮にカタール政府がそのような問題を提起したとすれば、サウディと正面からの衝突を考えていることになると思いますが、カタールが否定している通り、少なくとも現時点でそのような事実はないのでしょう。
それにしても、この問題、「何時まで続くぬかるみぞ」の感じがします








カタール問題(マナマ会議)

カタールに対するサウディ、エジプト、UAE、バハレン4国の断交措置は2月を越えましたが、今のところ解決の兆しは見えていません(この間、カタール系のal jazeera net ,同情的なal qods al arabi net はサウディのal arabiya net と連日、相互非難…人権違反、テロ支援、イランとの関係等々・・を繰り広げていますが、どうせめくぞ鼻くその類かと思い、いちいち報告していません)
この間、クウェイト首長をはじめとして、米国務長官、トルコ大統領が関係国を訪問して調停を試みましたが、いずれも成功していません。
また6月5日だったかには、アラブ4人組がカイロで外相会談を開き、カタールに対して13項目要求を突き付けています(もちろんカタールは聞く耳持たぬ、とでもいうのでしょうか?)
このような手詰まり状況の中で、al jazeera net は、エジプト外相によると、この29,28日にマナマ(バハレンの首都)で2回目の4国会議(レベルははっきりしないが外相レベルの模様)を開くことになったと声明したのことです
http://www.aljazeera.net/news/arabic/2017/7/28/دول-حصار-قطر-تجتمع-بالمنامة-السبت
いまのところ、al arabiya net はこの会議のことを報じていませんが、敵対関係にあるカタールのメディアが報じrて、サウディ系が取り敢えず無視しているというのは、どういう背景か、興味のあるところです。
はじめから成果はないと思っているのか、この辺で妥協の時期と思っているが、好意的には報じたくないという所か?とにかく明日〜明後日の報道が楽しみです。









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