中東の窓

長年、日本の外交官として中東に深く関与。中東から見た国際関係を日々発信するブログ。

石油

石油公社に対する攻撃(リビア)

先に報告したと降り、リビアの首都トリポリでは、民兵同士の衝突が続いました(この衝突の背景等がどうにも良く解らないところがありますが、アラビア語メディアでは、衝突はトリポリにいた民兵とtarfounaから来た第7旅団とか称する民兵の間で、またこれまでつ¥統一性フォ支持していたミスラタ民兵が分裂したとかの報道がある)が、ついに混乱はリビア経済の心臓にあたる石油産業にまで波及してきた模様です。

アラビア語メディアによると、10日複数の武装者がトリポリの石油公社本部に侵入し、警備兵等と銃撃になり、少なくとも2名が死亡し、10名が負傷したとのことです。
攻撃してきたものの身分等は不明ですが、al qods al arabi net はアフリカ人としていて、他方al arabiya net は、犯人は6名で自爆ベルトを着けていて、全員死亡したが、彼らはトリポリの混乱に乗じて、これを利用しようとしたISンメンバーと見られると報じています
また彼らが爆発物を所持していたために、石油公社内で爆発、火災が発生した由
なお、この石油公社の建物は新統一政府の首相府から200mの距離にある由
また石油公社は、石油の生産は特に支障なく続けられていると声明した由
http:/https://www.alarabiya.net/ar/north-africa/2018/09/10/ليبيا-انفجارات-في-مقر-مؤسسة-النفط-بطرابلس.
http://www.aljazeera.net/news/reportsandinterviews/2018/9/10/طرابلس-الغرب-المشهد-الليبي-عود-على-بدء
html/www.alquds.co.uk/?p=1013408
取り敢えずの情報では、石油公社襲撃事件は取り敢えず収集された模様ですが、関連情報で注目すべきものがあればさらに報告します。
いずれにしてもリビアトリポリの混乱と治安の悪化が懸念されます

ハドラマウト知事の原油輸出停止の警告(イエメン)

先日はハドラマウトで、最近の経済情勢の悪化、通貨下落に対する抗議と、UAEの影響力に抗議する抗議デモがあったとお伝えしましたが、それとの関連は不明ですが、al qodsal arabi net は、ハドラマウトの知事が現在の経済危機に対して、イエメン政府(hadiの正統政府)が迅速かつ有効な手を打たない限り、ハドラマウトからの原油の輸出を停止すると警告したと報じています。

この知事の声明は県都マカッラのTVを通じて報じられたとのことで、知事は中央政府が適切な手を至急打たない限り、地方政府としてはハドラマウトからの原油輸出を停止せざるを得ないと語った由。

記事はさらに現在ハドラマウトは日量10万バレルの原油を生産しているがこれは同国の原油生産量の半分にあたるとしています。

イラク情勢(バスラ等)

イラクの抗議活動は、確か2週間にもなりますが、今のところt収束の見通しも立っていない模様です。
若干の関連記事から次の通り

・南部のバスラ等での抗議活動は、抗議者が、政府が要求に応えてくれていない、として座り込みに移る様子を呈している、
バスラのal barjisiya 油田では数百名がm施設の前にテントを立てて座り込んだ。
また県庁の前でも数百名が水、電気、を求め腐敗防止、失業救済を求めて座り込んでいる。
al matna県でも、数千名が座り込んでいる
・これらの要求を前に、アバディ首相は、電気大臣の職務を停止し、これまでの電気省の契約の実態、腐敗等について調査することとしたよし、
なお、電気省は2003年(米の侵攻したイラク戦争の年)以降400億ドルを電気関連インフラの整備につぎ込んでいるが、今でもイラクの多くの仮定は停電に悩まされ、電気大臣と言うのは最も人気のない大臣になっている由
(400億ドルと言えば巨額だが、それでもインフラが改善されていないということはそのうちのかなりの部分が闇に消えたと見られていると思われる)
・またアバディ首相は同じく、腐敗の非難のあった、選挙管理委員会の複数名を罷免した由。
・新政府の樹立問題については、シスタニ師の呼びかけもあり、イラク政治政治勢力や政党は、そのための駆け引きを続けている由
(ただし、今のところ、駆け引きはあっても、今後の政治の行くへに関する動きは見えていない模様)
https://www.alarabiya.net/ar/arab-and-world/iraq/2018/07/29/العراق-تواصل-المشاورات-بشأن-الحكومة-المقبلة.html
https://www.alarabiya.net/ar/arab-and-world/iraq/2018/07/30/العراق-تظاهرات-الجنوب-تتحول-إلى-اعتصامات-مفتوحة.html
https://www.alarabiya.net/ar/arab-and-world/iraq/2018/07/30/العراق-تظاهرات-الجنوب-تتحول-إلى-اعتصامات-مفتوحة.html






バーブルマンデブ海峡問題(イランの指図か?)

紅海でサウディのタンカー2隻がhothy軍のロケットで攻撃され、サウディ政府とARAMCOが公開を通っての原油輸送を取りやめると発表したことは昨日だったか、報告しました。
またホルムズ海峡の閉鎖問題を巡っては、トランプ大統領がロウハニ大統領に対して、「米国を2度と脅迫するな、さもなければ歴史上例を見ないほどの制裁に直面するだろう」とツイッターに書き込んだことは広く報道されています。

この問題について、al arabiya net とal jazeera net は、サウディの紅海経由の原油輸送取りやめ発表から数時間もしないうちに、26日ハムダンにて、イラン革命防衛隊のコドス部隊スレイマーニ司令官が、米艦隊がいようとも、紅海は今後安全なルートではないとトランプに警告したと報じています。
そのうちでもal jazeera net はスレイマーニ司令官が、更に、米国は戦争を始められるが、その終了は米国の手中にはないと警告したと報じrています。
また同ネットは、このhothyグループのサウディタンカーに対するロケット攻撃は、イランの米国の警告(恫喝)に対する返答であるとして、この攻撃は世界の注目がホルムズ海峡に集まっていた状況を変えたとコメントしています。
さらに同紙は、バーブルマンデブ海峡の重要性は、日量500万バレルの石油、液体ガスの10が同海峡を通っていて、世界の海上輸の12%が通っていることにあるとしています。
またアラブの専門家たちは、イランとトランプとの関係で、イランは早期に問題に火をつけることを選び、バーブルマンデブ海峡とサウディを介してトランプにメッセージを送ったとしています。
http://www.aljazeera.net/news/reportsandinterviews/2018/7/26/صاروخ-باب-المندب-رسالة-سليماني-لترامب-عبر-السعودية
https://www.alarabiya.net/ar/iran/2018/07/26/سليماني-يهدد-ترمب-البحر-الأحمر-لم-يعد-آمناً-.html
hotthy軍のサウディタンカー攻撃が、果たしてイランの決定によるものか否か、何ら情報はありませんが、hothyの裏にはイランがいる、、このような重要な問題はイランが決めるのだろう、と言うことで、多くのアラブ観測筋はこのタンカー攻撃は、イランの対米メッセージと考えている模様です。



紅海でのサウディ・タンカー攻撃

昨日、紅海でhothy海軍がサウディの軍艦またはタンカーを攻撃したとの話を報告しましたが、本日もal qods al arabi net とal jazeera net はこの話を取り上げていて、特に後者はサウディ石油相が、サウディとしては紅海を通る原油の輸送を当面中止すると語ったと報じています。

記事によると、hothy海軍は26日紅海の入り口のバーブルマンデブ海峡で、サウディのタンカー2隻に対してロケット弾攻撃を行った由(ただし、hothy側はサウディ軍艦を攻撃したとしている由)
これらのタンカーはいずれも100万バレルの原油を輸送中だった由。
このうち一隻は軽微な損傷を受け(ただし組員や原油の被害はなかった由)たが、その後、サウディ向け航行すべく努力中の由
石油相は更に、このためARAMCO(国営サウディ石油会社)は、バーブルマンデブ海峡の安全が確保されるまでは、同海峡を通る原油の輸送を中止したと語った由
ARAMCOも、人命を守るとともに、原油災害を防ぐために、紅海を通っての輸送を中止すると発表した由
http://www.aljazeera.net/news/arabic/2018/7/26/هجوم-حوثي-يوقف-شحنات-النفط-السعودية-بباب-المندب
http://www.alquds.co.uk/?p=981426
このal jazeera net は、サウディと敵対するカタール系のメディアではあるも、この記事が捏造と言うことはないと思われます。
この記事が事実とすれば
   アラブ連合軍のイエメン介入の目的の一つは紅海の自由航海の確保であったかと思うが、その目的を果たしていないというか、失敗していること
   それよりも、hothy海軍などと言う、ぼろ漁船からなるグループが、今やバーブルマンデブ海峡を実質的に閉鎖?できたわけで、今後ホルムズ海峡が問題になった場合も、その閉鎖(要するに海軍力をもって強制的に閉鎖などしなくとも、外国タンカーが事故を恐れて航行しなくなる状況を作り出せればよい。世界最強の米海軍をしても、方々に潜む多くの小さな脅威を排除して、全面的な安全確保をすることは、なかなか難しく、少なくとも相当時間がかかるのではないか?)は、意外と簡単ではないかと思わせらるものがあり、その意味では小さな事件ながら、注目に値するかと思います。
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