中東の窓

長年、日本の外交官として中東に深く関与。中東から見た国際関係を日々発信するブログ。

人権問題

エジプトの大量死刑判決に対する国際的非難

エジプトのムスリム同胞団75名の死刑判決に対して、国際的人権団体や国連人権高等弁務官が、公正な裁判ではないとしてその撤回を求めていることは先に報告しましたが、EUの外交代表も、その撤回を求めた模様です。
更にal qods al arabi net は、仏政府もその執行を中止するように求めたと報じています。
これは仏外務省報道官が述べたところの由。現在のところそれ以上の詳細は不明です。
なお、エジプト政府の人権問題に対して欧米で批判が高まっていることについては、同じネットの別の記事が、エジプトで米国籍の社会活動家の女性が逮捕されている件につき、トランプ大統領がその弁護人と話をしたとき、シーシ大統領に対し「あの殺人者」と言う表現を使ったとのことです。
これはnewsweek誌が、最近発行された本で書かれたことについて紹介した中で、報じたことの由
(尤も仮にこの記事が正しくとも、トランプがエジプトの人権問題一般に重大関心を有しているか否かとは別で、トルコとの対立の問題と同じく、単に米国人が逮捕されていることに対して怒っている可能性も強そうです)
http://www.alquds.co.uk/?p=1014826
http://www.alquds.co.uk/?p=1014564








宗教指導者の孫のセックス・スキャンダル(イラン)

カソリック教会では、多くの国で、聖職者の未成年者に対する長年のセックス・スキャンダルが暴露され、豪州等多くの国で裁判沙汰になっているところ、イスラムも聖職関係者のセックス・スキャンダルとは、無縁ではなさそうです。
al arabiya net は29日イランのメディアが、専門家委員会の前メンバーで、シーア派の高位指導者のクラスであるアヤトラの称号を有するsirazi師の孫で首都テヘランの学校のインスペクターが児童に対するセックススキャンダルの巻き込まれたと報じているが、この事件はイランを大きく動揺させていると伝えています。
そして活動家や母親たちが裁判官事務所の前でデモをして、これを治安部隊が解散させたとのことです。
この事件が注目を浴びたのは、この1月最高指導者ハメネイのコーラン朗読者が、19名の児童に対するせっくくスキャンダルで問題とされたが、裁判官が無罪判決を出したので、活動家は今回が2回目の無罪判決が出されるのではないか、と警戒しているからの由
この事件に関し、イラン通信によれば、ハメネイは裁判長に対して、極めて悲しい事件で、裁判の結果は迅速に実行されるべきであるとの声明を出した由、
https://www.alarabiya.net/ar/iran/2018/05/30/فضيحة-تحرش-بالأطفال-تهز-طهران-بطلها-حفيد-مرجع-ديني.html
この記事もイランとは敵対関係にあるサウディ系のメディアの報道であり、事実関係も含めて、背後関係、イラン社会がどの程度重要視しているのか等が良く分からないので、取りあえずご参考までということで

アハワーズでの抗議デモ

イランでも少数民族問題は特に珍しい話ではなく、このところフゼスタン州(イランの南西部にあり、アラブ系少数民族の多数居住するところ)では、TVの番組がアラブ人を差別し、侮蔑的な、人種差別的内容であるとして、抗議のデモが連日行われていたようですが、29日付けのal arabiya net は、治安部隊がデモ隊に発表したと報じているので、ギョッとなりましたが、デモ隊を解散させるために派手に空中に向け発砲し、催涙ガスを使用したとの内容でした。
死傷者は出なかった模様ですが、連日の抗議参加者は数千名で、青年たちの他に女性も参加したと報じています。
何しろ、このネットはイランと敵対するサウディ系のメディアですから(何しろ、フゼスタンのことを、サッダムフセインがイライラ戦争を起こし、同州を併合しようとして、アラビスタントンづけたが、その名前で同地を呼んでいる位)どのくらい深刻な抗議運動であったのか、不明ではありますが、まさか連日の抗議デモ騒ぎがまたtくの嘘ということはないと思われますので、何らご参考まで
https://www.alarabiya.net/ar/iran/2018/03/29/أهوازيون-يدافعون-عن-عروبتهم-مظاهرات-تعم-شوارع-الإقليم.html
https://www.alarabiya.net/ar/iran/2018/03/28/مظاهرة-في-الأهواز-ضد-برنامج-إيراني-مهين-للعرب.html








死神コンテスト(東ゴータ?)

cartoon10-3-2018-new[1]東ゴータに関する風刺画でしょう
どうやら「死神コンテスト」のようで、優勝したものは、手から血を滴らせている男で、シリア政権とあります。彼の凄さには、2位の本物の死神も顔負けというところでしょうか?
https://aawsat.com/home/cartoon/1199716/%D8%A3%D9%85%D8%AC%D8%AF-%D8%B1%D8%B3%D9%85%D9%8A
若干どぎつい風刺画なので、取り上げるのは止めようか、と思ったのですが、どうやら東ゴータ情勢が終末に近づきつつありそうなので、このような風刺画が現実にならないことを願いつつ、引用しておきます



東ゴータ情勢

東ゴータの情勢はますます悪化している模様です

・政府軍とその同盟者は東ゴータに対する攻撃を更に強化し、シリア人権監視にょると、東ゴータの50%を支配した模様。
・政府軍TVによると、政府軍等は東ゴータの中心目で進出した由。
政府軍は更に700名のン増援部隊を前線に送り込んだ模様。
・7日政府軍機等の空爆や砲撃で少なくとも45名の民間人が死亡した。

・国連人権高等弁務官は7日、人権理事会への報告で、事務総長が先に東ゴータ等シリアの状況は地獄だと形容したが、政府は東ゴータ等で血の海(英語、アラビア語で言えばblood bath )を計画していると非難した。
今月以降、東ゴータやイドリブや、シリア各地で、政府にっ支持された者たちは、血の雨を降らせる準備をしているとして、シリア問題を国際刑事裁判所に付託する必要があると語った。

・英仏が開催を要求した安保理は、7日非公式の協議を行った模様

・トルコのエルドアン大統領は、先のプーチンとの電話会談に引き続き、7日イランのロウハニ大統領と東ゴータ問題等を電話協議した
(米国が大統領府さえ大混乱していて、北朝鮮問題はともかく、通等の諸問題に対する対処能力を失っている現在…・そもそも国務長官が何をしているのかほとんど報道もされていない!!・・・好き嫌いは別にして、結局はロシアとイランと話さざるを得ないと思われるも、イランの場合、この種問題を大統領と話し合っても、埒はあかないと思う)
http://www.hurriyetdailynews.com/erdogan-rouhani-talk-eastern-ghouta-128356
http://www.alquds.co.uk/?p=893284
https://www.alarabiya.net/ar/arab-and-world/syria/2018/03/07/المرصد-مقتل-45-مدنيا-جراء-غارات-على-الغوطة-الشرقية-.html
http://www.aljazeera.net/news/arabic/2018/3/7/النظام-يتجه-لمركز-الغوطة-على-وقع-أشلاء-المحاصرين














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