中東の窓

長年、日本の外交官として中東に深く関与。中東から見た国際関係を日々発信するブログ。

英国

イエメン情勢

イエメンについてal sharq al awsat net の2の記事の報じるところ次の通り。中にはどうもよく理解できない部分もあるも報道のまま
なお、同じくサウディ系のal arabiya  net は、サアダ県で政府軍に包囲された8名かの hothy戦闘員が、投降しようとしていたら、これを防ぐために仲間により遠隔操作で爆破されたという血なまぐさい話を載せているだけで,停戦違反等のホデイダ状況は報じていません。

・AFPは政府筋の話として、hothy側の停戦違反が、これまで21件もあったが、それにもかかわらず停戦は基本的に維持されていると報じている
・このような状況を踏まえ、英国は他の常任理事国や和平仲介国19国らとともに、安保理に停戦合意の基本ラインを(文書にした)決議案を提出し、48時間以内の採決を目指している由
・他方英国がhothyグループが敗戦まじかで、ホデイダでも政府軍が港の直前まで来たところで、英国が彼らを救ったとの批判に対し、英外相等は、hothyグループは停戦を受け入れることで、自分たちを救ったとして、英国が彼等を救ったことを否定した由
(英国が救った云々のところは、上以上の背景説明もなく、よく理解できないが報道のまま)
https://www.alarabiya.net/ar/arab-and-world/yemen/2018/12/20/-الحوثي-يقتل-8-من-عناصره-لمنع-استسلامهم-للجيش-اليمني.html
https://aawsat.com/home/article/1511336/%D8%A7%D9%84%D8%AD%D9%83%D9%88%D9%85%D8%A9-%D8%A7%D9%84%D8%A8%D8%B1%D9%8A%D8%B7%D8%A7%D9%86%D9%8A%D8%A9-%D8%A7%D9%84%D8%AD%D9%88%D8%AB%D9%8A%D9%88%D9%86-%D8%A3%D9%86%D9%82%D8%B0%D9%88%D8%A7-%D8%A3%D9%86%D9%81%D8%B3%D9%87%D9%85-%D8%A8%D8%A7%D9%84%D8%B9%D9%88%D8%AF%D8%A9-%D9%84%D9%84%D9%85%D9%81%D8%A7%D9%88%D8%B6%D8%A7%D8%AA
https://aawsat.com/home/article/1511646/%D8%AA%D8%AD%D8%B1%D9%83-%D8%A8%D8%B1%D9%8A%D8%B7%D8%A7%D9%86%D9%8A-%D9%84%D8%AD%D9%85%D8%A7%D9%8A%D8%A9-%D8%A7%D8%AA%D9%81%D8%A7%D9%82%D8%A7%D8%AA-%D8%A7%D8%B3%D8%AA%D9%88%D9%83%D9%87%D9%88%D9%84%D9%85














メイ首相のバルフォア宣言称賛(風刺画)

27qpt777[1]メイ英首相がバルフォア宣言の結果を称賛したことに対する風刺画です。

メイ首相のそばには「バルフォア宣言の結果を称賛するメイ」と書いてあり、右上には「住民の移動、破壊、虐殺}と書いてあります。
バルフォア宣言とは、第1次大戦当時の外相バルフォアが、ユダヤ人に対して、パレスチナに、いわゆるnational homeを認めることを約束したもので、中東紛争に関するものの本では、英仏秘密分割協定、マクマフォン書簡とならべて、英国の3枚舌外交で、中東紛争の元凶とされているものです。
なぜ、こんな歴史的遺産?を今頃称賛しているのでしょうかね?
http://www.alquds.co.uk/?p=816083



オサマビンラーデンの影?

アルカイダを創設したオサマビンラーデンはパキスタンで米特殊部隊に殺害されました(殺害を信じない人もいるようですが、マスは間違いなさそうです)、彼の息子hamzaは生存していて、欧米で新たなテロを計画しているとされているようで、英国がその有名な特殊部隊SASで追跡しているとの報道がある模様です。

実はそのような報道は、若干前に、アラビア語メディアでも流れていたのですが、そもそもアルカイダの2代目統領はアイマンザワヒリになっており、その影響力も落ちている上に、hamzaも特に指導的立場にあるとのニュースもなかったように思われ、どうもスパイ小説の類の話かと思い、特に紹介もしませんでした。
然るに、al arabiya net が、自由シリア軍東部軍幹部の話として、hamzaがシリアに居るという話に疑問を挟んだとの報道と合わせて、英dayly mail の記事を再度報じているので、信頼度はともかく、取りあえず記事の要点、下記の通り、ご参考まで

・自由シリア軍の北部報道官はal arabiya net に対して、hamzaがシリアに来ているとの報道は正確ではないと語った。彼によると、この説は2か月前に、彼がイドリブに来ているとされ、その後デリゾル地域に移ったとされる由。
かれはhamzaのシリア滞在は、噂の類で、情報とまでは行っていないとしつつも、その可能性が皆無ではないとしている。
というのは、彼は10年ほどイランに滞在していたので、イランがパキスタン経由等で彼をシリアに移すことは、容易だからとしている。
・英dayly mail 紙が、英国のSASのコマンドが、彼を殺害または逮捕しようとしたと報じていた。これは、hamazaがその支持者向けのビデオで、西側諸国で個人による激しいテロを呼びかけたからである。
・英紙のえた英当局からの情報では、hamzaはシリアに潜伏しているとされていて、SASは生死にかかわらず彼を捕捉することを重要な任務とされた由。
・英国は米とも協力し、現地勢力とも協力し、彼の追跡に全力をが得ているので、遅かれ早かれ、彼が何らかの間違いを起こせば、これを捕捉するであろうとしている由。
情報収集には偵察機とドローンも使われ、また自由シリア軍の2のソースも協力している由
http://www.alarabiya.net/ar/arab-and-world/syria/2017/10/02/مصدر-وجود-حمزة-بن-لادن-في-سوريا-غير-مؤكد-.html
















英国のイラクへの増派

al qods al arabi net は英国が、イラクへ工兵隊を増派すると伝えています。
イラクでのIS掃討作戦に、かなりの目途が付いた段階で、何故増派?と言う疑問はありますが、今回増派される44名の工兵隊員は主として、兵舎や事務所等の軍インフラの整備の任務と言うことですから、もしかするとISとの戦闘の一段落を踏まえ点、今後のイラク軍の強化の一環かと言う気がします。
今回増派される工兵隊員44名は半年の予定で、al asad 空軍基地に配備されるが、同基地の英軍兵士はこれで300名を超え(同基地にはイラク兵士の他には数百名の米兵、デンマーク兵士が駐屯している由)、イラク全土では、その数は600名になる由
http://www.alquds.co.uk/?p=782411














イエメン情勢(安保理決議案)

イエメンでは国連特別代表が対話再開を試みていますが、al jazeera net は、英国の国連常駐代表によれば、英国はイエメンに関する決議案を作成し、14日にでもメンバーに配布し、数日内に投票に付される予定の由。
決議案の内容は、イエメンにおける即時停戦と政治的解決の動きの即時再開を求めるものの由。
なお、英代表は、先日のサナアでの葬儀に対する空爆のあと、安保理がこれに関する非難声明を発出しようとしたら、和平交渉にも関係していない1国だけ(ロシア)が反対し、つぶれてしまったが、我々は一貫してイエメンの和平を求めるために決議案を提出すると語った由。
ロシアが議長声明案に反対して理由についてロシア代表は、「表現が弱すぎるから」と説明していた由。
http://www.aljazeera.net/news/arabic/2016/10/14/مشروع-قرار-بريطاني-بمجلس-الأمن-بشأن-اليمن
安保理では、「表現が弱すぎる」との理由で声明案や決議案に反対することはよくあることで、格別驚くにはあたらないが、シリアで空爆で多数を殺している国が、イエメンに関しては非難が弱すぎるとするのは、皮肉というか、無責任な態度と言うべきか、首尾一貫しない態度と言うべきと思うが、ある意味では国際政治では、これも良くあることで、格別驚いてはいけないことなのでしょう。
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