中東の窓

長年、日本の外交官として中東に深く関与。中東から見た国際関係を日々発信するブログ。

保健・衛生

イラクの魚の大量死

2aff691f-97a8-4a26-b4b4-2059fd9ab5ba_16x9_1200x676[1]イラクでは、水危機に次いで魚危機です。
アラビア語メディアは、ユーフラティス川で、特にバグダッドの南方100劼離丱戰觚あたリから、最近魚の大量死事件が発生し、未だにその原因(病気とされている)がはっきりしないので、民衆の間にパニックが広がっていると報じています。

政府は専門家委員会を作り、原因調査等をしていて、何らかのバクテリアが原因と思われるが、過度に心配しないようにと説明しているが、議員の中には、イラク政府はその政策の失敗で、これまでナツメヤシ資源等を無駄にしてきているが、今回は魚資源を無駄にするつぃて、議会での審議と調査を要求している由。

(イラクの河川の汚染がはなはだしいことからすれば、工場等からの排水の汚染が大きな理由かと推測もされるが、取りあえず)
https://www.alarabiya.net/ar/arab-and-world/iraq/2018/11/05/الصحة-العراقية-لا-ضرر-على-المواطنين-من-نفوق-الأسماك.html

バスラの飲料水の汚染問題(イラク)

バスラでは水、電気等インフラの欠如や政府の対応に対する不満から連日民衆の抗議があったことは随分前にお伝えしましたが、水問題では、供給量が乏しいことに加え、そもそも飲料水が汚染されていることも問題とされていたかと思います。

このバスラの水汚染問題について、al arabiya net は、問題が遂にバスラで開かれるサッカー試合を他へ移す問題にもなったと報じています。
(何処か北京オリンピックの時の、北京の空気汚染でマラソンの開催が危ぶまれたことを想起させます)

記事によると、アジアサッカー連盟がバスラの水汚染に危機感を抱いて、今月同市で開催されることになっているイラク空軍チーム対ウズベキスタンのチームの試合について、開催場所の再興を要求しているとのことです。

アジアサッカー連盟は、バスラで行われたフセイン・チームとアルビル・チームの選手やイラク駐在EU大使(彼は水の汚染問題を調査していた由)らが、汚染水から中毒した(中毒なのか感染症にかかったのかは不明だが、報道のまま)ことを重視して、試合を主宰するイラク空軍クラブに対して、今月6日までに代替の競技場を探すように要求した由。

記事は更に汚染水のためにこれまで90,000人が病院へ運ばれたとしています。

確かバスラの汚染問題やインフラ欠乏問題については、イラク政府が早急に調査をして、対策を検討すると約束していたかと思いますが、水汚染の原因とその対策について、政府から何らかの公的報告がされたとの報道はありません。

それにしても90,000人入院というのはあまりにひどい話ですが(時々けたを間違えていることがあるので、2度ほどチェックしたが間違いなく90,000人とある)、それほどの水の汚染となると石油産業とか、製油所とか、その他バスラ地域にあると思われる重化学工業からの排水とかが原因でしょうか?
取りあえず。

イエメンの飢餓地図

1-171[1]先ほどはイエメンに関し、WFP事務局長の飢餓警告を報告しましたが、al qods al arabi net は、イエメンの飢餓地図なるものを掲載しています。

右が2018年で左が2019年で、黄色が深刻、オレンジ色が危機的、赤は緊急事態とのことです。
地図の中の、右側の字はイエメンですが、左側の上の方はサナア、下の方はアデンと書いてあります。

ソースはNGOのようですが、これを見ると、来年には緊急事態の地域が人口稠密地帯のほとんどをカバーし、暫定首都のアデンの近くまで押し寄せることになります(ということは主として輸入をホデイダ港に頼っている北部イエメンだけではなく、アデン港を擁する南部まで緊急事態が及ぶことになっています!!)

尤も、NGOがソースですから、どの程度信頼すべきかの問題はあるが、話半分にしても悲惨な話です。

カイロは世界最悪の町?

al jazeera net はforbes誌が米eco expert 機関の報告書で、カイロが世界最悪の町10のうちでも、最低だったとしたことに対して、エジプト環境省が、科学的根拠があいまいで、不正確な資料を使い、さらに最近の環境浄化の努力を評価していないとして、これを拒否したと報じています。

しかし多くの専門家や活動家等は、報告書の言うことには一理あるとして、カイロの環境が悪いことを指摘するものが多いとしています。

彼らはその一つの証拠として、カイロ在住エジプト人で、余裕ができたものは別の町か、新しく作られた衛星都市等に移ってゆくものが多いと指摘しています。

世界で環境面で最悪の10都市とは、(順番は不明だが) デリー(インド)、北京、モスクワ、イスタンブール、広州、上海、ブエノスアイレス、ロスアンジェルス、パリにカイロを加えた10都市でそのうちでもカイロが最低とのことです。

またカイロは、空気等環境の悪化のみならず、人口密集からくる問題、衛生問題、道が狭くて常に混雑していること、公共交通機関不足等の多くの問題を抱え、そのために慢性疾患、伝染病等の多くの問題も抱えている由。

そもそも上記10都市が、環境面等から世界最悪の都市に入るか否かについては議論もあるべく(例えばパリとかモスクワとかが本当に最悪の部類に入りますかね?。またリストには載っていないがテヘランの汚染も相当なもののはずですし、他にも非常に環境の悪い都市のリストはまだまだ長いと思われます)、またこのal jazeera net がエジプトと確執しているカタール系のメディアであることはよく知られています。

と言うことで、この記事については、多くの異論がある可能性が強いと思いますが、世界最悪の町か否かは別として、空気汚染、ナイル川の水汚染、ごみ問題、交通問題、住宅問題等非常に多くの問題を抱えた町であることはまず間違いないと思います。

しかし、個人的にはそれらすべての問題があっても、カイロが相変わらず、非常に魅力的な町であることに変わりはないと思っています。まあアバタもエクボというやつでしょうか?

アルジェリアのコレラ問題

先日は国連がイエメンの第3のコレラ蔓延の可能性につき、警告したことをお伝えしましたが、今度はアルジェリアもコレラ問題です。

アルジェリアでは首都のアルジェ県をはじめ、かなりの地域でコレラが広まっているとのうわさが流れ、住民の間にパニックが広まっていましたが、al arabiya net はアルジェリア保健省が26日、コレラ患者で2名目が死亡したと発表したと報じています。
それによるとアルジェリアの4つの県(首都圏、tibaza,al balida,al buweira)で、コレラと疑わしき症状が見つかり、sのうち46件が真性コレラと診断され、現在でも97名が入院している由。
また汚染の原因はtibazaのahamr ain 山から流れてくる水を含んだ井戸からと考えられる由
このため、住民お間には水道水、井戸水、スイカ等の果物に対する警戒心が広がり、ぺっトボトルの水に対する需要が高まり、その価格も高騰している由
また政府は、事態はコントロースされているとして、鎮静に努めているも、住民の間の不安が広がっている由
https://www.alarabiya.net/ar/north-africa/2018/08/25/الجزائر-وفاة-ثانية-بالكوليرا-وارتفاع-الإصابات.html
http://www.aljazeera.net/news/reportsandinterviews/2018/8/26/هلع-في-الجزائر-والسبب-الكوليرا
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